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「ローズウッド宮古島」開業 ヴィラタイプ55棟 大浦湾南岬一帯 建設に地形最大限活かす
三菱地所が建設しローズウッドホテルズ&リゾーツ(本社・香港、ソニア・チェンCEO)が運営する「ローズウッド宮古島」が1日、平良荷川取(成川)に開業した。宮古島が国内初進出となる。大浦湾の岬に位置し、全55室からなるヴィラからは国内有数の透明度を誇る美しい海が一望できる。同社は「自然溢れる美しき宮古島から新時代の究極のラグジュアリーなもてなしを提案し、宮古島の魅力への探検に世界中の旅人を誘いたい」とアピール。この日はメディアに向けた内覧会があり、概要説明や内覧ツアーが実施された。5日にはオープニングセレモニーが行われる。
同ホテルは、大浦湾南岸の北に着き出した岬に建設。高台下の海岸線の地形を活かしながら3棟のハウスタイプを含めたヴィラ55棟、レストラン・バー、ウエルネス・スパ、子ども向けの施設などが建設された。ヴィラからは「宮古ブルー」の海が一望でき、部屋に居ながら楽しむことができる。
その土地の歴史、文化、感覚を反映するローズウッドの「センス・オブ・プレイス」の哲学を体現した建築はオランダ建築家のピート・ブーン氏が率いるスタジオ・ピート・ブーンが手掛けた。
ハウスタイプの部屋にはキッチン、リビング、ダイニングなどやベッドルームとバスルームがそれぞれ2つある。プールの前には白い砂浜や青い海が広がり、ゆっくりと流れる時間の中で過ごすことができる。ヴィラ周辺には南国の植物が植えられており、部屋には宮古島の風景画が飾れるなど自然と文化を生かした施設となっている。
レストランやバーでは、地元の食材を使ったバラエティ豊かな料理や飲み物を楽しむことができる。
中山典子総支配人は「開業にあたっては多方面から支援と協力をいただいた。このホテルが地元のみなさんに愛され、すべてのお客さんにとって特別な場所となり、宮古島の素晴らしさを知っていただく機会となるよう従業員一丸となってサービスしていきたい」と話した。
ローズウッドホテルズ&リゾーツは、世界21カ国で30以上のホテル、リゾート、レジデンスを展開している。各ローズウッドホテルでは、それぞれの地域の歴史、文化、感覚を反映するブランドの「センス・オブ・プレイス」の哲学を重視。ローズウッドコレクションにはニューヨークの「ザ・カーライル・ア・ローズウッドホテル」、フランスパリの「ホテル・ドゥ・クリヨン・ローズウッドホテル」など世界でも最高クラスのホテルやリゾートのほか「ローズウッド香港」などの新しいスタイルのクラシックホテルも含まれている。