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集会で講話する島さん
=日本キリスト教団宮古島教会
「戦争と福祉は両極端」 2・11集会、講師の島さん 辺野古反対行動など語る
2025年「信教の自由を守る日集会」が11日、日本キリスト教団宮古島教会で行われた。同教団うふざと伝道所牧師の島しづ子さんが「私たちの時代の息苦しさ~憎しみを駆り立てる正体に対峙する~」の演題で講話。重度障がいを抱える娘と生活したことや沖縄に移住後、戦争につながる辺野古基地建設には反対の立場で行動しており、「沖縄に住んでいる人だけを心配してやっているのではない」と述べ、全国で考える問題を強調した。
また島さんは愛知県名古屋で娘と娘の友人たちと40年近く過ごしてきた経験から「戦争と福祉は全く両極端にある。南西諸島の軍備強化による防衛戦略は幻想であり、非人間的なことだと痛感している。(建国記念日の)2・11集会に当たり、今の時代の課題と希望を探りたい」と述べ、参加者は島さんの長年の活動に耳を傾けた。
愛知では障がい者差別問題に関わり、沖縄では「日本語で強制された歴史、沖縄戦の経験、そのあとの歴史、基地を押しつける経験を辿っていない。この人たちの歴史に耳を傾けようと学んでいる」と話した。
辺野古では海上などで抗議行動を行っているという。「多くの友人が何もできないからごめんと言うが、できることはいっぱいある。戦争したがる政権を選ぶ選挙はしないで下さい、沖縄を理解してほしいことを分かって下さい、沖縄に住んでいる人のことだけを心配してやっているのではないことを知ってほしい」とも話した。
さらに「いろんな人に伝えたいことは沖縄の戦いはリーダーシップを取っている人だけでなく名もない一人ひとりが自分のできることを現場に通い続けていることが素晴らしい。戦いは厳しいが諦めるには早い」と語った。