高齢者の生き生きライフ紹介 島のお宝発表会を開催 自立した地域活動へ表彰
2024年度宮古島市「お宝発表会」(共催=市社会福祉協議会、市高齢者支援課)が31日、市未来創造センターで開かれた。今回は平良高野、野原越と下地川満、伊良部長浜地域で支え合い、生きいきと生活している高齢者や自主的に地域活動をしている団体を紹介し、紹介者らには表彰状が贈られた。また、全国コミュニティライフサポートセンターの池田昌弘理事長による講演も行われた。
同事業は住み慣れた地域でいつまでも元気に暮らすために助け合い、支え合いを実践している方たちの報告会。
各地域で自分らしく暮らす高齢者や自主的に介護予防活動等の地域活動に取り組む団体を「地域のお宝」として紹介することで、住民間の相互扶助または地域自治の強みを引き出し、同時に同様の取り組みが市内全域へ拡大され安心した地域づくりにつながることを目的として開催されている。
開会のあいさつは同課の新里忍課長が行い、同課介護予防係が市の高齢化率、人口推移、前期高齢者と後期高齢者の推移など概況を報告した。
講演では、つながることを意識した行動や孤立・独立の防止などについての内容を話した。
地域のお宝は①生活支援コーディネーターの池間美帆さん(川満地区)②やすらぎの宮城吉治代表(長浜地区)③通いの場コーディネーターの下地めぐみさん(野原越地区)④生活支援コーディネーターの中田樹羅さん(高野地区)―の4人がそれぞれを紹介した。
その後、地域で自分らしく生き生きと暮らす▽川満地区なかよしの会▽野原越地区▽高野の友利洋子さん▽長浜の津嘉山浩さん、トヨ子さん―へ市社協の砂川信雄事務局長から表彰状が贈られた。
砂川事務局長は「人と人とのつながり、地域との関わりを考える機会となってほしい」と述べ、会場に訪れていた大城仁市議は「高齢者の方々は宝であり知恵の宝庫でもある。多世代交流を目指し各地に足を運び会話を通じていきたい」と語った。