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夜明け前の午前5時に100㌔の部がスタートした =26日、下地公園

児玉(男子)、關(女子)100キロ初優勝 宮古路で限界に挑戦 ワイドーマラソン 声援受け259人完走

 第35回宮古島100㌔ワイドーマラソン(宮古島市など主催)が26日、100㌔の部と50㌔の部で行われた。100㌔の部に275人、50㌔の部に182人の計457人が出場し宮古路を走った。結果、100㌔の部男子は児玉雄介(38)=埼玉=が7時間1分22秒、同女子は關利絵子=神奈川=が9時間54分16秒でそれぞれ初優勝した。50㌔の部男子は山村浩誠(29)が3時間30分02秒で初優勝、同女子は谷中千華(26)が4時間06分21秒で2連覇を果たした。

右手を上げ笑顔でゴールする児玉
大きな拍手の中ゴールする關


 100㌔の部は下地公園で午前4時40分から開会式があり、嘉数登市長が「宮古島の美しい風景と爽やかな海風を体で感じながら気持ちよくコースを駆け抜けていただきたい。100㌔の部は来間大橋、伊良部大橋、池間大橋の宮古島に架かる風光明媚な3つの橋がコースとなっている。橋の上から眺める宮古ブルーの美しい海は疲れたランナーの心を癒やし新たな力を与えてくれる。自身の限界に挑戦し思い出に残る感動のゴールを目指して頑張ってほしい」と述べた。
 沖縄タイムス社の瑞慶山秀彦専務も激励。出場者を代表し、昨年5連覇を達成した大林僚が宣誓した。
 頑張ろうと拳を上げた出場者は午前5時に一斉にコースに走り出した。下地公園から来間大橋で折り返し、平良市街地を通り、伊良部大橋を渡り伊良部島を折り返した。その後平良市街地から狩俣、池間島を折り返し、北海岸の一周道路を走り、東平安名崎から城辺、上野を通り下地公園でゴールした。
 コース沿いにはエイドステーションが設けられ、住民のボランティアが水、コーラや黒糖、みかん、バナナなどを提供した。明け方の「伊良部大橋」宮古島側のエイドステーションは序盤とあって足取りが軽い出場者に「頑張って下さい」と声を掛けた。
 狩俣中学校前のエイドステーションでは、公式野球チームの宮古島ドリームズの選手やマネージャーが元気に出場者に声を掛けながら手渡していた。
 50㌔の部は午前11時に宮古特別支援学校をスタート。平良、城辺の北海岸線から東平安名崎を折り返し上野、下地のコースを走り下地公園にゴールした。
 同大会は、走ることを楽しみ自らの可能性に挑戦し宮古島の醍醐味(だいごみ)を満喫しながら共に走る競技者間の交流を深め、楽しく走ることにより健康の増進に寄与していくことを目的に開催されている。
 今回は100㌔の部に275人、50㌔の部に182人の計457人が出走し、259人が完走した。完走率は100㌔の部が49・03%、50㌔の部が77・33%だった。

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