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クイチャーで交流を深める伊良部島中と鹿北中の生徒たち =伊良部島中学校

伊良部島中と鹿北中が友情育む 「クイチャー・ブドゥィ」体験

 伊良部島中学校(佐久本聡校長)は22日、熊本県山鹿市の鹿北中学校との交流を行った。両校はお互いの学校を行き来した交流をしており、今回は鹿北中2年生らが来島し、伊良部中2年生と「結の橋クイチャー」を踊ったほかドッジボールも楽しんで交流を深めた。
 多目的室で行われた対面式では「ようこそ伊良部中へ」の横断幕で迎えた。歓迎のことばを述べた宮国優亜さんは「きょうは皆さんと仲を深めるためにクイチャーを踊り、ドッジボールを楽しみ、給食を頂きながら楽しんでいきましょう」と呼び掛けた。
 鹿北中の野中倫叶さんは「昨年12月はズームで交流し、今回は実際に会うことができてうれしい。皆さんがきょうのためにたくさん準備してくれたと先生から聞き、交流を通してもっと仲良くしたい」と語った。
 佐久本校長も歓迎し、「コロナ禍を明けての交流は3回目となる。年を重ねるごとに深みを増していい交流になっていると感じる。今回も暖かい伊良部島で交流を深めながらそれぞれの県の良さ、地域の良さや違いを感じながら交流を深め、いろんな学びを通して自分自身を成長させてほしい」と述べた。
 体育館で行われた交流会では、始めに「クイチャー・ブドゥィ」について、「クイは『声』、チャーは『合わす』、ブドゥィは『踊り』の意味とされている」「性別年齢などに関係なく、誰でも踊れる宮古地域を代表する民俗芸能、集団舞踊」と説明し、「結の会クイチャー」が昨年11月の運動会で初めて披露されたことも紹介した。
 このあと伊良部島中と鹿北中の生徒たちが一つの輪になりクイチャーを踊った。鹿北中の生徒たちは見様見真似で踊り、民俗芸能を楽しんだ。
 また、ドッジボールではチームを組んで楽しい時間を過ごした。

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