「あぐがぱなどぅすがぱな」で開幕した芸術劇場
=18日、マティダ市民劇場
芸術劇場で盛大なフィナーレ 市民総合文化祭 島の歌と踊りで心つなぐ
市文化協会(饒平名和枝会長)が主催する第19回宮古島市民総合文化祭一般の部・芸術劇場「宮古を謳い舞う」(主催・市文化協会など)が18日、マティダ市民劇場で行われた。宮古を代表するアイランダーアーティストの下地暁さん、琉球舞踊穂花会家元の亀浜律子さん、唄者の與那城美和さんをメインに晴れやかな舞台が披露され、訪れた多くの市民から盛大な拍手が贈られた。観客たちは新旧の良さを融合させた熱気と躍動感あふれる舞台を楽しんだ。
饒平名会長は「宮古の歴史文化を彷彿する多彩な演目が披露される。島の美しい自然環境や風土、人々の喜怒哀楽の中から生まれた唄と踊りを通して宮古の心、島の誇りに触れる良い機会になると思うので、楽しんでいってください」とあいさつした。
同じ志でともに島の文化・芸術の発展のために活動している下地さんと亀浜さん、與那城さんが同じ舞台に立つのは今回が初めてのこと。
舞台では下地さんの不世出の名曲「あぐがぱなどぅすがぱな」を亀浜さんの「穂花会」3練場と「玉城流敏風会」池間美代子・香苗琉舞研究所とともに子どもたちで華やかに幕開けした。
そのほか與那城さんとともに活動するティンバウによる唄、亀浜さんの踊り、宮古民謡協会のみゃーく5、下地美波さんの「宮古ブルーの風」が披露され、最後はオトーリソングで芸術劇場を締めくくった。
「創造する市民の文化」をテーマに10月6日の「音楽祭」から始まった2024年度の同文化祭は一般、児童生徒の両部の展示、舞台、郷土史など各部門がこれにてすべての日程を終えた。