姉妹JC、調印式で発展誓う 未来へつなぐ60年の絆 津山・宮古島 世代超え交友再確認
岡山県津山市と宮古島市に所在するそれぞれの青年会議所(JC)は14日、市内久貝のホテルで姉妹JC締結60周年記念式典を開いた。両JC会員と宮古JCシニア会員らが出席し、これまで築き上げてきた60年の歴史を振り返るとともに、未来に向けての発展と絆の強化を誓う調印式を行った。調印式後には祝賀会も開かれ、交友を深め互いの絆を再確認した。
両市の姉妹友好交流は、1963年の平良第一小学校と津山市立南小学校の姉妹校締結をきっかけに姉妹JC締結も行われた。その後、津山市議会が沖縄県の本土復帰要望決議を行い、両市議会(当時平良市)で姉妹都市縁組が決議された。両JCは多くの交流を重ね、絆を深めてきた長い歴史がある。
式典でははじめに国家、JCソングが斉唱され、津山JCの松田和也理事長と宮古JCの横山昌司理事長があいさつした後、未来への発展に向けた意志を新たにする調印が行われた。
津山JCからは松田理事長をはじめとする次年度理事長、直前理事長など計6人が来島した。
横山理事長は「私たちが生まれる前からつながれてきた絆のおかげでこうしてこの場に立っている。きょうを境にこれからの歴史と絆をつないでいくことの再確認になることを期待する」と述べ、60年の歴史を振り返りつつ、今後の交流深化に対する期待を明かした。
松田理事長は、自身の家族が世代を超えて宮古青年会議所との関係を築いてきたことを語り、「一族が宮古青年会議所の皆さまに可愛がってもらったからこそ、今日があると思っている。子の世代、孫の世代まで続く友情をつなぐためには、現役メンバーの交流があってからこそだと思う」と述べ、世代を超えた絆の重要性を強調した。
祝賀会では記念映像で歴史を振り返り、記念品贈呈も行われた。宮古JCシニア会の濱元雅浩会長が乾杯のあいさつ、上地克幸さんも祝辞をそれぞれ述べた。