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県や国への要請事項などを確認した市村教育委員会協議会 =市役所

小学校複式加配教員など、26年度要請へ 提案から優先確認 研修会の分科会協議題も

 宮古島市と多良間村の教育委員が教育行政の課題などを話し合う宮古地区市村教育委員会協議会(会長・大城裕子市教育長)の2024年度第2回協議会が19日、市役所3階会議室で行われた。2026年度文教施策とその予算措置に関する要請事項について協議。両市村が提案した国庫・県費関連事項の中から優先順位を付け▽小学校複式学級に伴う加配教員の配置▽学校給食費の無償化―などを要請していくことを確認した。
 同協議会には大城教育長、多良間村の池城三千雄教育長と両市村の教育委員が参加した。
 大城教育長は「多良間村と宮古島市は、宮古は一つの合言葉にこれまでも連携し各種事業に取り組んできた。今後もお互いの良さを最大限に生かしつつ宮古地区としてより一層教育の充実が図れるよう取り組んでいきたい」とあいさつした。
 26年度の要請事項は、両市村が提案した中から▽小学校複式学級に伴う加配教員の配置▽学校給食費の無償化▽沖縄県離島高校生就学支援事業補助金の補助上限の増額▽不登校対策及び児童生徒の問題行動等解決のための支援策の拡充▽空調設備費に対する財政支援―の5つを優先事項に選んだ。
 小学校複式学級に伴う加配教員の配置は2013年度から要請している。26年度は事務局案として専任の生徒指導主任または教育相談担当の加配配置、英語専科教員の配置も一緒に要請することになった。
 学校給食費の無償化は23年度から要請。文面は「学校給食は子どもの食生活の改善や健康な体づくりの保持増進に必要。学校給食費無償化は県知事公約であり、誰一人取り残さず、世代・地域的格差が生じることがないよう小中学校、また不登校やアレルギー対応などすべての対象者に県が全額負担することを要請する」とした。
 25年度研修会における分科会協議題案では、第一分科会(教育行政)が「病気休職者を出さない職場環境の整備」、第二分科会(学校教育)が「防災・防犯教育の充実」、第三分科会(生涯学習)が「20歳未満者の飲酒問題の対応」で行うことを確認した。

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