善行児童生徒表彰式が行われた
=県宮古合同庁舎5階・会議室
自主性と努力たたえる 24年度宮古地区善行児童生徒 学校・社会生活で奉仕、勤労
宮古地区退職校長寿会(知念安則会長)は18日、宮古教育事務所で2024年度宮古地区善行児童生徒表彰式を行った。県退職校長会長表彰に伊敷音杏さん(下地中3年)と湊ナラヤン渚音さん(平良中3年)の2人、宮古地区退職校長会長表彰に上地丞さん(下地中3年)ら4人の児童生徒が受賞した。知念会長は「自主的に善行をし続けることがこの賞の価値」と激励の言葉を送り、児童生徒らは受賞を励みに今後の抱負を語った。
この表彰式は1999年から始まり、今回で26回目を迎える。児童生徒が自らの夢と希望を目指し、自己研さんに励む姿勢をたたえ、さらなる活躍と成長を願って表彰されるもの。
受賞者選出の基準は、学校生活や地域、家庭での活動を総合的に評価し、推薦によって決定される。
宮古教育事務所の平良吉嗣所長は、受賞者たちの生徒会活動やボランティア活動、地域活動への積極的な参加や企画力を評価し、AIでは真似できない人間性や努力をたたえた。
受賞を受けて伊敷さんは「受賞をうれしく思う。まさか自分が受賞できるとは思っていなかったので驚いた。これまでの学校生活では、部活に生徒会活動と文武両道に頑張ってきた。時にはつらいこともあったが仲間がいたから乗り越えられた」と語った。
その上で、「この賞は、学校の先生を始め、地域の方々や家族のサポートがあったからこそ受賞できたので、感謝の言葉を伝えたい」と謝意を示すとともに、「高校に進学しても、自分の夢や将来に向かって努力し続けたい」と抱負を述べた。
宮古地区退職校長会長で表彰されたのは上地さんほか、我那覇優愛さん(伊良部島中3年)、前里桃子さん(城東中3年)、安元絆夏さん(鏡原小6年)。