各陣営打ち上げ結束誓う 衆院選沖縄4区
きょう投開票される衆院議員選挙は26日、選挙運動の最終日となった。4区の候補者らは選挙区内を駆け巡り、有権者に最後の訴えに奔走。各陣営が夕方にはそれぞれ打ち上げ式を行い、集まった支持者とともに投票箱のふたが閉まるまで気を抜かないよう結束を誓った。市内でも金城、西銘両候補者の宮古島支部は打ち上げ式で頑張ろう三唱し気勢を上げた。
■金城陣営宮古支部「各陣営打ち上げ結束誓う」
金城徹氏の宮古支部打ち上げ式が26日夕、旧TSUTAYA前の交差点で行われた。金城氏の支持を訴えてきた同支部は「いよいよ明日が投票日、市民の力で金城氏を国会に押し上げていこう」と呼び掛けた。
宮古支部選対本部長の長崎富夫市議は「全国的に最大の争点は政治の金の問題。国民には増税、(自民党政府の)自分たちは脱税、こんな政治を終わらせよう。子どもたちは大きな夢を持っており、これを実現できる沖縄、豊かな経済を金城氏は実現する」と述べた。
上里樹市議、亀浜玲子県政策参与も支持を訴えた。
金城氏からのメッセージもあり、下地茜市議が「物価高対策や離島の不利性解消、南西諸島の軍備強化反対などを国政へ届けていく。明日の投票箱が閉まるまで皆さんのお力を貸していただきたい」を代読した。
最後は金城氏の当選へ向けてガンバロウ三唱した。
■山川泰博陣営「末端まで行き届く政治」
【那覇支局】山川泰博陣営は26日午後、4区党支部事務所がある南風原町の兼城交差点で打ち上げ式を開催。山川泰博氏本人がマイクを握り支持を訴えた。山川氏は「最も訴えているのが物価高対策だ。生活や商売が苦しいという状況を解決させなければばらない。末端の方々には今の政治は行き届いていない。こういう政治をまだ続けていくのか。脱却をして新しい政治に変えていかないといけない」と訴えた。
仲松寛那覇市議はあいさつで「政権を奪還して、市民、国民目線の政治を進めていきたい。諦めないでほしい。あなたの一票が政治を変えることができる」と山川氏への投票を呼び掛けた。
最後は参加者でガンバロー三唱をし、気勢を上げた。
山川氏は南風原での打ち上げ式後も糸満市や豊見城市などで打ち上げ式を実施しながら本島南部を遊説し、1票の獲得に尽力した。
■西銘恒三郎陣営宮古支部「自民・公明連携強調」
西銘恒三郎氏の宮古選対本部の打ち上げ式は午後6時から市内西里の旧TSUTAYA交差点前で行われ、支持者らが詰めかけ「西銘氏を4区から7期目の国会へ送り宮古の声を届けよう」と勝利へ気勢を上げた。
式では宮古島市議団代表の山里雅彦市議が「自民党の石破茂総裁は地方創生を掲げており、宮古島はこのチャンスを逃してはならない」、公明の狩俣政作市議は金城泰邦公明党県副幹事長からのメッセージを読み上げ自公連立を強調。新里匠、下地康教両県議も「しっかりと沖縄の声を伝えていくことが重要。小選挙区は西銘氏、比例は公明」と呼びかけた。
市議会の平良敏夫議長は「明日の投票はみなさんの支持を頂きたい。離島の声を届ける西銘候補を必ず国政の場へ送ろう」と訴えた。
仲間誉人市議が音頭を取り、全員で「ガンバロウ」を三唱し必勝を誓った。
■山川仁氏陣営「経済や生活立て直す」
【那覇支局】山川仁陣営は26日夕、選対事務所がある豊見城市の豊見城市役所前で打ち上げ式を開催。山川仁氏本人がマイクを握り支持を訴えた。山川氏は「県民の経済や生活を立て直さなければならない。離島格差の解消、離島振興なくして沖縄経済の振興なし。そういうことをないがしろにし、生活と政治が密着していることを疎かにしている。どこの政党に投票すれば生活が良くなるのか、真剣に考えてほしい」と訴えた。
下門愛花アナライズプロデューサーは「選ぶ政治家で国政を変えていくことができる。私たちの未来が変わる。市民、県民のために本気で戦うことができるのは山川仁だけだ。山川氏を国会へ送り出そう」と山川氏への投票を呼び掛けた。
最後は参加者でガンバロー三唱をし、気勢を上げた。
山川氏は打ち上げ式後も本島南部を遊説し、1票の獲得に尽力した。