あす決戦、最後の訴え 衆院選沖縄4区 各陣営、支持拡大へ奔走 勝利に向け総力挙げる
27日に投開票を迎える第50回衆院議員選挙はきょう26日、12日間の選挙運動を締めくくる。4区に立候補しているのは届け出順に金城徹氏(71・新人=立民=)、山川泰博氏(54・新人=維新=)、西銘恒三郎氏(70・前職=自民=)、山川仁氏(50・新人=れいわ=)の4人。各陣営は、運動員や支持者を動員し、総力を挙げた遊説を繰り広げながら最後の訴えを行うとともに、投票を呼び掛ける。
今選挙、4区は物価高騰などによる生活困窮弱者への救済や所得向上、先島に展開する南西シフト問題など山積する課題が争点となっており、各候補とも考えや政策を示し、宮古や沖縄本島南部、八重山で選挙戦を展開している。
各陣営は25日、マイクを握っての遊説や視察などを行い、各地の有権者に自身への投票を呼び掛けた。
県内では1区(那覇市、本島南部の周辺離島)に下地幹郎氏(63・元職=無所属=)、国場幸之助氏(51・前職=自民=)、和田知久氏(64・新人=参政=)、赤嶺政賢氏(76・前職=共産=)の4氏。
2区(浦添・宜野湾市など)は今野麻美氏(47・新人=参政=)、宮﨑政久氏(59・前職=自民=)、赤嶺昇氏(57・新人=維新=)、新垣邦男氏(68・前職=社民=)、比嘉隆氏(47・新人=無所属=)の5氏。
3区(名護・うるま・名護市、国頭郡)は屋良朝博氏(62・前職=立民=)、島尻安伊子氏(59・前職=自民=)、新城司氏(46・新人=参政=)の3氏が立候補している。
各陣営とも選挙戦最終日の26日も総力を結集し、支持獲得に全力を尽くす。午後には打ち上げ式を行い、最後の訴えに臨む。
期日前投票は24日時点で宮古島市は全有権者(4万5177人)の11・3%に当たる5129人が済ませており、多良間村は同(793人)の20・4%に当たる162人が投票をしている。
立候補している候補者の略歴は届け出順に次の通り。
金城徹(きんじょう・とおる)。1953年9月19日生まれ。名古屋電気通信工学院卒。那覇市議6期、2009年から2期議長。
山川泰博(やまかわ・やすひろ)。1970年6月8日生まれ。日本文理大卒。豊見城市議2期、那覇市議1期。
西銘恒三郎(にしめ・こうさぶろう)。1954年8月7日生まれ。上智大卒。03年から衆院議員、21年に沖縄北方対策担当大臣。
山川仁(やまかわ・ひとし)。1974年9月24日生まれ。豊見城南高卒、産能短期大中退。豊見城市議を2期、18年から豊見城市長1期4年。