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来場を呼び掛ける宮古織物事業協同組合 =市伝統工芸品センター

11月に第3回「織物展」 宮古織物事業共同組合 伝統の技術「堪能して」 初日はファッションショーも

 宮古織物事業協同組合(代表理事=嘉数登副市長)は11月2日~4日に上野野原の伝統工芸品センターで第3回「宮古島の織物展2024inMiyako~未来へ繋ぐ~」を開催する。2日、同センターで嘉数代表理事らが会見を行い、市民、観光客の多くの来場を呼び掛けた。宮古苧麻織、宮古麻織など計700点ほどが展示されるという。

展示予定作品の一部


 イベントの趣旨は伝統工芸品宮古上布を中心に、多彩な宮古織物の活性化をねらいとするものであり、▽展示会を恒例行事として観光の目玉の一つにする▽後継者の物作りへの意欲向上と経済的安定を目指す―ことも目的にしていると同組合の浦崎美由希専務理事から説明があった。
 嘉数代表理事は「この機会に古来より引き継いできた宮古島の高い技術の集大成を堪能してほしい」とイベントをPRした。また「担い手が途絶えると、伝統文化の復活は難しい。訪れる人の心に物作りの火を灯せれば」と述べた。
 展示会では、着尺・帯、ストール、シャツ、バッグ、サコッシュ、財布、名刺入れ、アクセサリー等の展示販売も実施予定とのこと。
 そのほか苧麻績みや藍染、製織、砧打ちの実演も行われ、館内ガイド、資料DVD上映が全日程で実施される。
 初日となる2日午前10時からはオープニングセレモニーとして、組合員によるミニファッションショーを初めて行うことも明かされた。
 開館時間は午前10時~午後5時までだが、最終日は午前10時~午後6時まで。
 問い合わせは同協働組合(74・7480)まで。

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