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座喜味市長(中央)に受賞報告した下地さん(左)、広報の加藤洋平さん =先月30日、市役所

まごとうふ全国品評会へ 九州・沖縄大会で銀賞 下地さん市長に報告 商品「孫心ぷるっと島おぼろ」

 「第8回全国豆腐品評会九州・沖縄地区大会」の寄せ/おぼろ豆腐部門で銀賞を受賞した宮古島まごとうふ代表の下地直弥さんらが9月30日、座喜味一幸市長に受賞および全国豆腐品評会への出場を報告した。商品は「孫心ぷるっと島おぼろ」で、宮古島の伝統的な製法で作られたおぼろ豆腐と紹介。ふわっとした食感と大豆の旨味が特徴で試食した座喜味市長は「豆の風味がありおいしい。全国品評会では頑張ってほしい」と激励した。同品評会は10月5日に沖縄本島の西原町で開催され、11月9日に那覇市で表彰式が行われる。
 全国豆腐品評会は全国の豆腐製造業者が集まり、技術や製品を競い合うイベント。全国品評会に向けて福岡県で行われた九州・沖縄地区大会からは銀賞を受賞した下地さんの商品「孫心ぷるっと島おぼろ」など12社15品が出場を決めた。
 受賞報告で下地さんは「2018年の全国品評会で農林水産大臣賞(金賞)を頂いたことで全国の豆腐屋とつながりができていろんなことを学んだ。その後も何度か出場したが、それほどの成績を収めることはできなかった。今年の地区予選で全国大会への出場権利が頂けた。いい成績を収めて報告できるように頑張りたい」と述べた。
 18年の金賞受賞は、宮古島の伝統的な豆腐作りの技術と品質が全国的に高く評価された。全国品評会で2回の金賞を受賞した事業者はこれまでいないという。
 全国品評会に向けては「出場する豆腐屋は意識が高く、切磋琢磨(せっさたくま)で頑張っており、どんどんレベルが上がっている。日本の豆腐界にいい風を吹かせているので、それに乗っかって技術が高い豆腐屋と一緒に挑みたい」と話した。
 下地さんは、沖縄県で開催される全国品評会で実行委員長を務める。燃料や原材料の高騰などの厳しい状況で豆腐作りに取り組んでいるなかでの全国品評会では「みんなが集まることで情報交換し、アイディアを出し合うことができればと思っている」とも語った。
 座喜味市長は大豆が国産か、外国産かなどを聞きながら試食し、下地さんの豆腐作りへの情熱をたたえた。市としての応援では担当部が「いろんな物産交流を開催しているので、その中で紹介することができる」と話した。
 九州・沖縄地区大会では、SOYフード部門で「おとうふバスクチーズケーキ」が金賞を受賞した。この商品は豆腐を使用したヘルシーなバスクチーズで、豆腐の柔らかな風味がスイーツとして評価された。

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