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前人未到〝51─51〟の快挙 ド軍大谷翔平 本塁打と盗塁で大リーグ初 6打数6安打3本&2盗10打点 PO初出場も決定

 米大リーグで19日(日本時間20日)、敵地マーリンズ戦で1番・指名打者として先発出場したドジャースの大谷翔平選手は2つの盗塁成功後、六回に2試合ぶりの今季49号、七回に50号、九回に51号で自身初の3打席連発を決め、史上初めて1つのシーズンで51本塁打&51盗塁(「51―51」)の快挙を達成した。この日は6打数6安打10打点3HR2盗塁で、史上16人目かつ1番打者では初となる1試合10打点を記録。チームは大量20得点で勝利し、12年連続、大谷選手にとって初のプレーオフ進出を決めた。
 試合前の時点で48本塁打、49盗塁としていた大谷選手は敵地ローンデポ・パーク(マイアミ)で行われたマーリンズ戦一回の第1打席で右中間フェンス直撃の二塁打で出塁後、1死一、二塁の場面で今季9個目の三盗を決め、先に今季「50盗塁」に到達し「50―50」へのお膳立てを整えた。
 二回にも右前適時打から盗塁を決めて記録を「51」に伸ばした三回の第3打席は2死1、3塁から左中間を抜ける二塁打でサイクルヒットを狙ったのか3塁でタッチアウトになったものの今季の打点を113とした。
 六回の第4打席は1死二塁で低めの変化球を捉え、右中間2階席まで届く飛距離133・5㍍の49号。七回第5打席は2死2、3塁で左翼席に2打席連発の50号で2005年の松井秀喜の日本人記録116打点を越え、九回第6打席で相手投手の内野手ブルーハンから放った打球速度182・8㌔、飛距離134・1㍍、角度36度の打球は3打席連続の51号となり、今季の打点を「120」とした。
 この試合で大谷選手は自身初の1試合3本塁打、史上初の「1試合3本塁打と2盗塁」「1試合10打点と盗塁」「1試合5安打と複数本塁打と複数盗塁」の前人未到の記録を残した。
 また1884年ブルックリン・アトランティックス創設から歴史ある球団のシーズン本塁打記録を塗り替えた。2002年にド軍先輩のショーン・グリーンが記録した19塁打(4本塁打、2二塁打、単打)には届かなかったものの、大谷選手は1試合17塁打と2盗塁でダイヤモンド4周と4分の3を走った。
 ド軍は20―4と大勝し12年連続のプレーオフ進出が決定。7年目で初の10月の試合に臨む。
 1988年に40本塁打と40盗塁を初めて達成したホセ・カンセコはSNS上で「35年前に『40―40クラブ』を設立した。今夜、大谷翔平は『50―50クラブ』を設立した。おめでとう」と投稿した。
 残り9試合となった今季、1試合に1本塁打1盗塁ずつ決めれば「60―60」も可能な数字。さらに3打席連続本塁打と6打席連続安打も継続中だ。

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