「ちゃーがんじゅう体操」を行う敬老者ら =マティダ市民劇場

高齢者の健康・長寿願う 平良地区敬老会を開催 市主催でマティダ市民劇場

 市の主催する平良地区の2024年度敬老会が13日、マティダ市民劇場で開催された。座喜味一幸市長をはじめ関係者らが敬老者の長寿を祝うとともに、いつまでも住みなれた地域で健康に安心して暮らせるように祈念した。本年度9月1日時点で市内の70歳以上の敬老者は計1万1千500人、このうち平良地区は6652人、宮古地区全体での新敬老者は868人、新88歳は318人、100歳は25人となっている。

新敬老者を代表してあいさつする奥原さん


 主催者を代表して座喜味市長が「大きな発展を遂げている宮古島市を発展させてきた皆さんのこれまでの努力には感謝したい。これからも発展し続ける島でわれわれ島の人間はお年寄りを大事にするという精神は継承しなければならない。これからも健康に、宮古島市が発展していくかを楽しみにしてもらえればと思う。きょうのことの敬老会を楽しんであすへの活力にしてもらえればと思う」と式辞を述べた。
 来賓として市議会の平良敏夫議長が「皆さまの若々しく元気な姿を拝見し、力強く感じている。この近年の歩みはそのまま皆さまの人生そのものであり、この平和な社会は頑張りの証だ」と敬意を表し、下地康教県議も祝辞を述べた。
 新敬老者を代表して池間在の奥原晴夫さんが「新しく敬老会に仲間入りできることに感謝したい。私たちを取り巻く社会情勢はさまざまな情報が飛び交い、インターネット上で拡散されていることから戸惑うことも多々あるが、これに物怖じせず、介護など予防のためにいろいろな趣味をもってこれからの人生を楽しんでいきたい。先輩方のご指導、ご鞭撻をたまわりたい」とあいさつした。
 開会のことばは嘉数登副市長、閉会のことばを大城裕子教育長がそれぞれ務めた。
 閉会後は市社会福祉協議会が運営する通いの場の活動を動画で紹介。舞台で市老人クラブ連合会平良支部が「ちゃーがんじゅう体操」を行うと、会場も一緒に体を動かした。
 アトラクションの部では東保育所5歳児11人による「紅芋娘」で幕を開け、西原みどり会、池間老人クラブが踊りを披露。敬老者らは手拍子を送るなど楽しんでいた。

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