100万人達成の記念式典が行われた =下地島空港ロビー

祝・100万人突破で スカイマーク 盛大にセレモニー開催 発着利用客に記念品

 スカイマーク(SKY、本橋学代表取締役社長執行役員)は12日、下地島空港ターミナルでSKYが運航する下地島空港発着路線の累計搭乗者数が100万人を突破したことを記念するセレモニーを開催した。セレモニーでは本橋社長のあいさつのほか、座喜味一幸市長や同空港を運営する下地島エアポートマネジメントの鶴見弘一社長も祝辞を述べた。セレモニーを通してSKYは地元宮古島との絆を深め、観光産業のさらなる発展への貢献を約束した。
 SKYは2020年10月25日に羽田―下地島線を含む3路線の運航を開始し、昨年から夏期限定で福岡線も運航している。22年には国土交通省航空局の実施する「羽田発着枠政策コンテスト」に応募し、23年10月29日から25年3月29日までの運航が認められた。同路線は8月に87・2%と高い搭乗率を記録。宮古島の観光振興に大きく貢献している。
 セレモニーには、宮古島商工会議所の根路銘康文会頭、宮古島観光協会の吉井良介会長らも出席し盛大に執り行われた。
 本橋社長は「宮古ブルーと呼ばれる美しい海や満天の星、おいしい食べ物、温かい人柄がリピーターを多く呼び込んでいる」と述べた。また、今後も地域との連携を図りながら、新たな挑戦を続けていくことを明らかにした。
 座喜味市長は累計100万人突破を祝福するとともに「この空港は観光産業の追い風になり島々の魅力を伝え続けてもらっている。今後とも地域との連携を図り取り組んでほしい」とあいさつした。
 鶴見社長はターミナル運営管理会社として「コロナ禍には非常に寂しい風景を見ていたが昨年度41万人と過去最高の利用数となり、手を取り合い良きパートナーとして今後とも関係各所と連携していく」と強調した。
 セレモニー後には神戸行きの搭乗者へミス宮古島の3人からも記念品がプレゼントされ、琉球音楽による見送りなど利用者にとって思い出深い催しが行われた。
 特に、ピカチュウデザインの飛行機前での記念撮影では子どもたちが「ピカチュウ!ピカチュウ!」と指をさし笑顔で機内に乗り込んだ。乗り込んだ後に地上係員は路面に水でシーサーを描くなど子どもたちだけでなく大人たちの喜ぶ姿が見られた。

当日限定でピカチュウジェットと記念撮影


 また同日は同空港発着の計6便に搭乗する利用客全員に記念品をプレゼントした。
 SKYの下地島空港発着路線内訳は▽羽田線(20年10月25日から)=約33万人▽神戸線(20年10月25日から)=約30万人▽福岡線(23年7月1日~同年8月31日、24年7月1日~同年8月31日)=計約3万人▽那覇線(20年10月25日から)=約34万人―となっている。

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