市議会へ議案上程を行う座喜味一幸市長 =市議会本会議場

市議会定例会が開会 市長が全36議案を上程 559億円超の決算も審査

 宮古島市議会(平良敏夫議長)が4日、第6回市議会定例会を開会。座喜味一幸市長は12億8840万円余の一般会計補正を含む予算案7件、支出総額559億4881万円余となる2023年度の決算認定11件、条例案6件、議決議案5件、報告3件、諮問4件の全36議案を上程した。議案はきょう5日の本会議質疑を経て、各常任委員会と全市議で構成する予算決算委員会による審査に移り、26日の最終本会議で裁決が行われる。
 一般会計補正では、国庫支出金の沖縄離島活性化推進事業費を活用して、2億8870万円余で市地産地消振興センター(旧上野庁舎)を整備するほか、伊良部児童館建設費や放課後児童健全育成事業費として児童福祉費2億2898万円を増額計上している。
 国民健康保険、港湾、介護保険、後期高齢者医療の4つの特別会計補正に加えて、水道と下水道の2つの公営企業会計の補正案、各種法令の改正に伴う条例改正案や公営企業会計の未処理分余剰金の処分等の議決議案に加えて、人権擁護委員の推薦への意見を求める諮問が上程された。
 例年9月に開会する市議会定例会には、一般会計と6つの特別会計、4つの後衛企業会計の前年度決算が提出され、議会による決算認定の可否が判断される。宮古島市の2023年度一般会計と特別会計を合わせた決算総額は、歳入額576億2244万円余に対して歳出額は559億7648万円余。次年度繰越財源を差し引いた実質収支は、14億2968万円余の黒字決算となった。
 一般会計は土日を挟んだ6日と9日の2日間にわたって全市議で構成する予算決算委員会で、特別会計と公営企業会計は担当常任委員会で審査が行われる。
 市議会9月定例会は26日まで開催され、一般質問は18日から25日の平日に行われる。

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