• HOME
  • 記事
  • 社会・一般
  • 国内外のリゾートウェディング推進へ 地元資源活用でコンテスト開催 10月10日締め切り
コンテストを広く呼び掛ける前里さん(左)と糸数さん =宮古新報社

国内外のリゾートウェディング推進へ 地元資源活用でコンテスト開催 10月10日締め切り

 宮古島商工会議所(根路銘康文会頭)は宮古諸島を国内外におけるリゾートウェディングのトップブランドとしてさらに推進する目的で「リゾートウェディンググッズ&アイデアコンテスト」を開催する。島を感じるウェディングに興味のある誰でも参加可能で「ギフト・グッズ」「ウェディングサービス」「アイデア」の3部門で、募集はすでに始まっており、締め切りは10月10日まで。受賞者は11月開催の「宮古の産業まつり」で発表される予定だ。
 県観光振興課による2023年の「沖縄リゾートウェディング」の年間実施組数は2万2095組(前年比20%増)で過去最多となった。その中でも宮古島市は恩納村に次いで2位となっている。
 同会議所事務局の糸数優子さんと同コンテストのディレクション(指導や進行管理など)を務める前里修彦さんは27日、宮古新報社を訪れ事業概要などを説明し、多くの応募参加を呼び掛けた。
 糸数さんによると同会議所では生産者や加工・製造業者らが販路拡大に苦戦している現状を踏まえ、それらを解決し、経済活性化を促すために「ぷからす交流商談会」などの取り組みを行い、強化している。
 現在「島クリエイターと一緒に考える特産品ブラッシュアップ&新商品開発セミナー」(全4回)を行っており、学ぶ機会を提供するとともに、「ものづくりが得意だが市場化に不安な生産者や製造業者」と「販路拡大を得意とするクリエーター」をつなげ、島の新たな特産品や販路拡大を図る。
 同コンテストはその一環として、ウェディング産業をさらに魅力的なものにし、地域経済の活性化につなげる狙いだ。
 コンテストでは引き出物などで扱われるアクセサリーや伝統工芸など「ギフト・グッズ」、演出やコース料理レシピといった「ウェディングサービス」と「アイデア」の3部門を募る。
 全部門で①ストーリー性(5W1H)②地域資源を活用③サステナブルな内容④新郎新婦が喜ぶような魅力的な商品やサービス―が求められる。アイデア部門では対象者を生産者らだけではなく高校生などを含み、広く募っている。
 審査では、▽地元資源の活用方法▽サステナビリティ▽アイデアの面白さ▽販売価格の妥当性―などを基準に評価する。表彰では各部門で賞金も設け、ブライダル事業者との連携や販売支援も行う。
 コンテストの詳細や受け付けは同事業ホームページ(QRコード)内から可能。問い合わせは同会議所(72・2779)糸数、仲宗根、砂川まで。

関連記事一覧