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子ども弁護人、裁判官ら =那覇地方・家庭裁判所平良支部

裁判・法律の仕組み学ぶ 地方裁判所平良支部 24年度「夏休み子ども見学会」

 那覇地方裁判所平良支部(峯健一郎支部長)は13日、2024年度裁判所広報企画「夏休み裁判所体験!こども見学会」を同裁判所で開催した。市内の小中学生およそ20人が参加し、法廷見学や子どもらが裁判官役を務める模擬裁判・審理を通し裁判・法律の仕組みや書記官や調査官の仕事について説明を受けるなど、裁判について広く学んだ。

子ども検察官ら


 模擬裁判は、ある男性がゲームソフトの窃盗未遂を疑われている想定で行われた。子どもらが裁判官、検察官、弁護人、裁判員の役に、裁判所職員が被告役や証人役の各役割を務め、法廷での審理を体験。子どもらは本番さながらの審理に真剣に取り組んだ。
 審理後、子どもらは3グループに分かれて有罪か無罪かを決める評議を行った。職員らが議論を導きながら、子どもらは被告の証言や検察尋問の様子を踏まえて有罪か無罪かを議論しあった。
 模擬裁判前は、法定などの見学と職員の仕事説明、DVD「リホちゃんナビすけの裁判所ってどんなとこ?」の上映も実施された。
 同見学会は小・中学生および保護者を対象に裁判所の見学などを通じて裁判所のしくみや役割に関心を持ってもらうとともに、進路や将来の職業の選択肢の一つとして考えてもらう機会の提供をねらいに毎年実施されている。

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