「ともにより良い島づくりへ」 中学生に政治参加機会 子ども議会 きょう午後議場で開催
宮古島市議場で29日、2024年度市子ども議会の委嘱状交付式およびリハーサルが行われた。この取り組みは未来を担う子どもたちが地域や学校の諸問題について考え、自ら市政に提案する機会を創出するとともに、行政や議会、まちづくりに関心を持ってもらうことがねらい。座喜味一幸市長が市内各中学校の生徒代表一人ひとりに委嘱状を手渡した(計24人)。同議会はきょう30日、午後1時半より開会される。
座喜味市長は交付式で「夏休みの宿題で忙しい中参加してくれることは大変ありがたい。宮古島市は観光産業を中心に景気が上向いているが、環境問題など解説しなければならない課題が山積みだ」と述べ、「この議会は若者たちの政治への興味を育て、これからの島の将来を担ってもらうために大事な機会と捉えている。本場はとても緊張すると思うが、ぜひともみなさんが日頃考えている課題をぶつけてほしい。楽しみにしている」とあいさつの言葉と共に激励した。
式に出席した大城裕子教育長も議員を務める子どもたちへ向け、「応募してくれたことが非常にうれしい。みなさんはあす、この神聖な議場で質問をすることになるが、私たちも分かりやすく答えられるよう努力する。皆さんとともにより良い宮古島市をつくっていきたい」と呼び掛けた。
参加する下地侑里さん(平良中3年)は「政治に関わる機会に興味があり、応募した。宮古島の美しい自然を守りたい思いが強い」と応募理由を語った。
議会日程は①仮議席の指定について②議長の選挙について③議席の指定について④会議録署名議員の指定について⑤会期を定めることについて⑥副議長の選挙について⑦一般質問―で行われる予定となっている。
委嘱状が交付された子ども議員は次の皆さん(敬称略)。
漢那琉夏(北3年)▽砂川大翔(同)▽梶原蒼(平良3年)▽下地侑里(同)▽下地亮真(鏡原3年)▽工藤栞帆(同2年)▽大久望英留(久松3年)▽儀保宏篤(同)▽伊良皆望海(伊良部島3年)▽川満祐(同)▽今井奏汰(西辺3年)▽楚南武宗(同)▽伊敷音杏(下地3年)▽與那覇桃江(同)▽我如古寧々(上野2年)▽親泊美優(同3年)▽前里桃子(城東3年)▽下地陽翔(同2年)▽久貝海鳳(池間3年)▽尾崎開盛(同1年)▽楚南明香里(同)▽砂川琉聖(狩俣3年)▽福島美祐(同)▽松本琉汰(同)