観光推進使節として魅力発信 第50代ミス宮古島発表 たすき引き継ぎ思い語る
宮古島観光協会(吉井良介会長)は27日、宮古島夏まつり2024歩行者天国の特設ステージでミス宮古島発表会を行った。第50代に選出されたミスティダの友利李南さん(22)、ミスサンゴに坂田祐梨さん(27)、ミスブーゲンビレアに室田渓さん(26)が詰めかけた大勢の市民に紹介され、3人はこれから1年間活動する観光推進使節としての目標や抱負を語った。また第49代に選出された根間陽佳さん、横川夏希さん、下地百瑛さんの労をねぎらった。
宮古島市出身の友利さんは「私はこの島の自然が大好きで自然の中ですくすくと育ってきたが、それが当たり前ではないと気づかされた。昔から島民が使ってきた方言を守っていくなど、宮古島にしかない魅力をたくさんの方々に知ってもらいたい」と抱負を述べた。
兵庫県出身の坂田さんは「ちょうど1年前に第49代の発表をステージ裏で見て、私自身も貢献したいとの思いが芽生えた。私が移住したきっかけは島民との出会いと交流だった。移住し、さまざまな魅力を肌で感じ、島民の方々との会話からでも伝わる島の未来に対する思いに感銘を受けている。ミスサンゴとして貢献していきたい」と意気込みを語った。
京都府出身の室田さんは「助産師として移住し、心温かい人たちとの出会いから多くの魅力を教えてもらう中で宮古島のことを深く知り、守っていきたいと思うようになった。宮古島に来て最初に覚えた方言は『ダイズウマムヌ(とてもおいしい)』。島の特産品やおいしいものを全国に発信し、3人で力を合わせて精進していきたい」と決意を明かした。
卒業する第49代ミス宮古島の3人は任期中に支援してくれた人たちに謝意を示し、任期を振り返るとともに今後について語った。
根間さんは「この1年間たくさんの人から『頑張ってるね』『ダイズアパラギ(とてもきれい)だね』など温かい声をかけてもらい、その気持ちに応えるべく1年間全力で任期を全うすることができた。私を受け入れてもらったことで、私らしく宮古島の魅力を伝えることができた」、横川さんは「日本全国さまざまな場所を巡り、帰ってきたときに感じるのは『この島が大好きだ』ということだった。この環境や人に感謝できる人であり続けたい」、下地さんは「得意とする韓国語を生かした公務に参加させてもらうなど、この1年間は私にとって特別な時間だった。今後も宮古島のためにたくさん挑戦していきたい」とそれぞれ述べた。
観客席から第49代にはねぎらいの、第50代には祝福の花束がそれぞれ贈られた。