かん水事業は一時停止 市干ばつ対策
宮古島市は、5日から干ばつに対するかん水事業を実施してきたが、23日からのまとまった雨量が確認できたことから関係機関と協議し、「現在の干ばつ傾向は解消されたもの」としてかん水事業を一時停止することにした。
今後、干ばつ傾向となった際には再度、関係機関と協議の上でかん水事業の実施(再開)について検討するという。
かん水の申し込み後、まだかん水が行われていない農家については「農家負担分の返金を行うのでトラック組合まで問い合わせしてほしい」と呼び掛けている。
市農政課は2日に干ばつ対策会議を開き、補助事業のサトウキビへのかん水事業を決めた。農家からの申し込みを受け付けた宮古地区トラック事業協同組合は5日からかん水は始め、夏植え用種苗、春植え、株出し、夏植え、草地の順で行った。申し込みする農家は多く、開始2週間で2000件を超えた。