レディース綱引きで熱く競った =21日、下地与那覇のサニツ浜

サニツ浜カーニバルが開催 砂地で楽しみ、歓声響く 綱引き、水中駅伝など盛会に

 「第30回サニツ浜カーニバル」が21日、下地与那覇のサニツ浜ふれあい広場と潮の引いた与那覇湾の干潟で開催された。水中駅伝やビーチドッジボール、男子およびレディース綱引き、ガタチャリ、10人11脚競走、宮古角力など多彩な競技が行われ、参加した市民らが楽しんだ。同カーニバルは5年ぶりの開催となり、広大な干潟を使ったイベントには大勢の子どもらも参加し、ドッヂボールなどに歓声を上げた。
 同カーニバルは宮古島来間リゾートシーウッドホテル、東急ホテル&リゾーツが共催。この日は午前中から気温が上昇し、午前10時ごろには32度を超えた。
 開会式では、主催者あいさつで宮古島来間リゾートシーウッドホテルの池田昇副総支配人が「待ちにまったイベントが開催されることになり、夏休みの幕明けにふさわしいイベントだと思う。サニツ浜カーニバルは日本全国でも類を見ない珍しいユニークなイベント。素敵な内容、競技をたくさん集めたので暑さには気をつけて楽しんでほしい」と述べた。
 オープニングセレモニーでは、地元の伝統芸能「与那覇のヨンシー」が披露されイベントを盛り上げた。
 競技は午前10時の水中駅伝で始まり、メインスタンド前の300㍍のコース(水深30㌢)で行われた。13チームが参加し、1チーム5人編成で1人1周してタイムを競った。
 各チームの参加者はスタートと同時に波しぶきを上げて走った結果、サニツ選抜チームが優勝。足を高くあげて走り、トップ争いをする選手の後方では足をとられて思うように走れない参加者も見られた。
 カーニバルで最も歓声が上がる綱引きは予選から熱戦を見せ、レディース綱引きは1チーム6人編成のトーナメント方式で行われた。開始早々で決まる対戦の一方、互角の力を見せる対戦も見られた。熱い戦いの結果、んーぎゃますみどぅんチームが優勝を果たした。
 自転車のガタチャリやビーチドッヂボール、宮古馬の乗馬体験や宝探しには多くの子どもらが参加し競い合う中でも楽しんだ。宮古角力は小学個人、一般団体で力強い相撲の戦いが見られた。
 同カーニバルは、下地与那覇湾の干潮時に出現する700㌶にわたる広大な砂地の干潟を利用した水中駅伝、ビーチドッジボールなどのスポーツや誰でも気軽に参加できるレクリエーションを取り入れたイベントを開催し、市民の健康増進に寄与することを目的として開催されている。

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