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狩俣モリンガプロジェクト「植樹フェスタ」を行った國仲会長(右から2人目)ら =平良狩俣

モリンガの苗を植樹 狩俣自治会員、市民ら参加 地球温暖化抑制、地方創生など プロジェクトがスタート

 狩俣モリンガプロジェクト「JACの森植樹フェスタ」(主催・狩俣自治会、モリンガの森プロジェクト協会)が13日、平良狩俣のほ場で行われた。自治会やJACリクルートメント、市民らが参加し、モリンガの苗120本を植樹したほかウクレレ演奏や島ぞうり飛ばし大会が行われた。モリンガは二酸化炭素(CO2)の吸収量が高いことから植林などを通して地球温暖化抑制と地方創生を目指すプロジェクト。参加者らはプロジェクトの方向性に賛同し、植樹や演奏などイベントを楽しんだ。

モリンガの苗を植える参加者ら


 モリンガは国連が認めるスーパーフード、CO2の吸収量がスギの10倍以上になる。狩俣モリンガプロジェクトでは、モリンガの植林と製品化を通して地球温暖化抑制と地方創生を目指した取り組みを行う。
 狩俣自治会の國仲義隆会長は多くの参加を歓迎し、「狩俣では2020年からSDGs(持続可能な開発目標)を推進し、脱炭素や経済を地元で回し、学びの場を増やす取り組みを行っている。その中でモリンガは脱炭素などや耕作放棄地を含めた課題の解決に向けた取り組みができる。モリンガを通した地域活性化へのイベントなので短い時間だが楽しんでほしい」と呼び掛けた。
 JACリクルートメントの田崎ひろみ会長兼社長は「温暖化は基本的には世界中で木を切ってしまっていることが一番の原因。それだけに植林が重要であり、モリンガは効果的な植物である」と強調。同社はこれまでにマレーシアやインドネシアなどで17万本を植樹していることも説明し、「宮古島で植林ができることは素晴らしいことであり、(モリンガプロジェクトに)期待している。ここから全国に発信してほしい」と述べた。
 植樹では子どもたちから國仲会長、同協会の矢部剛理事長、田崎会長兼社長、大城裕子教育長らにプレートが贈られた。このあと宮古特別支援学校近くの狩俣自治会字有地を使った「JACの森」に國仲会長らや参加した親子らがモリンガの苗を植えた。
 会場では「みんなde植樹大作戦」としてモリンガの苗が先着100人にプレゼントされた。
 また、モリンガを使った「モリンガ宮古そば」「モリンガ黒蜜のかき氷」などが販売された。

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