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指差呼称を行う職員ら =平良港総合物流センター多目的ホール

労働災害減少「みんなで」 安全強調期間 港湾労災防止協宮古支部 港湾荷役合同パトロール

 港湾労働災害防止協会沖縄総支部宮古支部(砂川勝義支部長)の夏季港湾荷役合同パトロールが9日、漲水地区平良港総合物流センター周辺で行われた。スローガンは「危険に気付くあなたの目 そして摘み取る危険の芽 みんなで築く職場の安全」。
 1日から始まった港湾労働安全強調期間の一環として実施され、会員企業や宮古労働基準監督署、市港湾課が参加。誰もが安心して健康に働くことができる港の実現と労働災害の減少を図ることを目的に、港湾作業現場の安全状況を点検した。同期間は9月30日まで。
 同センター多目的ホールで出発式が行われ、砂川支部長が「安全強調期間を契機に労働災害ゼロを目指そう」とあいさつ。出発式に先立ち、昨年度宮古地区で死亡災害に巻き込まれ亡くなった、3人の作業員にささげる黙とうも執り行われた。
 宮古労基署の井上茂樹署長は「昨年度、1年間で3件の死亡災害というのは非常事態。大きな災害は基本的な注意ができていれば起こることはないので、事業者や関係者の方々に周知徹底をお願いしたい」と呼びかけた。
 パトロールは死亡・重篤災害に直結しやすいフォークリフトやクレーンなど荷役機械、海中への転落災害、熱中症による死亡災害未然防止を重点目標として実施した。
 式後、パトロール参加者らは貨物船よね丸(南西海運)の荷役作業の安全点検に向かった。

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