世界の文化交流の場に 宮古島チャリティー 国際映画祭始まる
「第3回宮古島チャリティー国際映画祭」(主催・同実行委員会)が28日からマティダ市民劇場などで始まった。初日はオープニングイベントがあり、映画出演の俳優らがレッドカーペットを歩いて入場し、映画ファンから歓声が上がった。実行委員会の柴山勝也会長は「この映画祭を通じて世界の文化交流の場となることを期待している」などとあいさつ。オープニングフィルムは「宮古島物語ふたたびヴィラ―かんかかりゃの願い―」が上映された。同祭は30日まで。主催者は多くの人の観賞を呼び掛けている。
オープニングイベントのレッドカーペット入場で俳優らが姿を見せると映画ファンから大きな拍手が起きた。最後に柴山会長、女優の松原智恵子さん、俳優の田村亮さん、上西雄大さんらが入場すると一際歓声が沸いた。
舞台であいさつした柴山会長は「たくさんの関係者のご支援で3回目を迎えることができた」と感謝し、「この映画祭の一番の目的は世界の映画関係者に少しでもチャンスの場を与えたいと携わっている。映画祭を通して来ていただき、きれいな海や空を見てもらって宮古島のファンになってほしい。国際映画祭には海外からも作品が集まった。どうか最後まで楽しんでいただきたい」と述べた。
オープニングフィルムとして上映された「宮古島物語ふたたヴィラ―かんかかりゃの願い―」は上西雄大さん監督のストーリー長編。前作「宮古島物語ふたたヴィラ」「宮古島物語ふたたヴィラー再会ぬ海―」に続く第3弾。物語は宮古島で繰り広げられ、登場人物たちの関係や運命が交錯する。その奇跡の再会や家族の絆が描かれ、物語は感動的な結末を迎える。
エントリー作品は、マティダ市民劇場と平良マリンターミナル2階大研修室で上映されている。
2日目のきょうは午前9時半から「Tea at TwilIght・茶の夕」「おまえの親になったるで」「ひとくず」「沈黙の50年」「食卓を囲む」「みどりの音色」などが上映される。最終日の30日午前中はエントリー作品上映があり、午後3時40分から授賞式が行われる。式の前後にはマジック、エイサー、フラダンスなども披露される。