子育て、医療など要望 新里県議就任のあいさつ 市長に「課題解決へ」連携
県議会議員選挙に初当選した新里匠県議が26日、市役所に座喜味一幸市長を訪ね就任あいさつした。その席では選挙で市民に訴えた家賃高騰、物価高騰、子育てや医療に対する取り組みの「宮古島市市民の生活を守るための要望書」を手渡した。
県議選で支持した市議会議員と就任あいさつした新里県議は「選挙では市民から多くの要望があった。市の課題で一緒にできることはやっていきたい」と意欲を見せた。
座喜味市長は「(要望書には)市と県が連携しなければならない課題が整理されている。県議には県全体の振興発展に取り組むなかでも宮古圏域の離島の課題、活性化に向けての活躍を期待している」と述べた。
市議らとの連名による要望書では「世界情勢の変化による物価高、高齢化社会や家賃高騰による人材不足などにより市民生活や産業構造の崩壊による危機にある。多くの課題がある中で市民生活を守ることが第一であると考え、要望や課題が提言されたので市長へ伝え、課題解決のために取り組んでいきたい」とした。
具体的には▽市営団地、県営団地の空室や民間のアパートを活用し、市民生活を維持できる金額で提供する▽各産業の資材費用を抑制する▽公園に遊具を設置し、付帯して屋根を取り付ける▽保育士や看護師の待遇改善、特に人材育成と住居提供を行う▽島内医療格差の是正―などを要望した。