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締結を行った久貝部長(左)と與那嶺代表 =市役所・庁議室

新機能・コンテンツ追加へ 市公式LINEに 宮古島市・T&Cテク 協定締結で市政情報強化

 宮古島市(座喜味一幸市長)とT&Cテクノロジーズ(那覇市、與那嶺一貴代表)は14日、「宮古島市情報発信プラットフォーム構築実証事業に関する協定」を締結した。これにより市公式LINE(ライン)にこれまでの情報からさらに利便性の高い機能およびコンテンツが拡張され、期間中に実証を経て今後実装されることになる。同協定は同日から本年度末まで。
 同協定は民間のノウハウを生かして市公式ラインを活用した市政情報の発信および情報集約機能を有するプラットフォームを構築、運用することでよりよい市政情報発信の手法や在り方などについて検証することを目的に行われた。
 締結式が市役所で開かれ、與那嶺代表と座喜味市長(代筆・久貝順一市企画制作部長)が署名した。両者とも締結に謝意を示すと共に今後の市民らの利便性向上への取り組みに対する決意を明かした。
 T&Cテクノロジーズ社は那覇市をはじめとする県内4自治体のプラットフォーム構築を手掛け、宮古島市は5例目。また県外2自治体でも同様の実績もある。
 今後の実証期間中にはさまざまな取り組みを試み、同社が各課の課題や改善を行っていくことで「住民福祉の増進」「行政事務の効率化」の向上を図る。
 具体的には市公式ラインに▽必要な情報だけを受信できる「受診設定」▽どこがどの日に何のごみを出せるかの把握と通知機能付きの「ごみ出しアプリ」▽災害時の避難経路の確認や居住地最寄りの避難場所の確認などができる「防災ツール」▽英語、中国語をはじめ14カ国に対応できる「多言語」機能―などのコンテンツを構想しており、実証がうまくいけば今後実装されることになる。
 そのほか、「AIを取り入れたQ&A」で知りたい市政情報が入手できることで各課担当者の業務負担軽減を図るなど市の課題解決に向けて取り組んでいく。
 今後、各課からそれぞれの課題などの聞き取りを行い、8月末を目処(めど)にした本格的な導入準備に取り掛かっている。
 現在市公式ラインをインストールしている人は何かをする必要はなく、実装されるとその都度追加されていくとのこと。

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