支持を訴える國仲氏 =2日、JTAドーム宮古島

南西諸島の軍備強化に反対 國仲氏が総決起大会 県議選 再選へ、支持者ら気勢

 6月7日告示、16日投開票の県議会議員選挙の宮古島市区(定数2)に立候補を表明している現職の國仲昌二氏(63)の総決起大会が2日、JTAドーム宮古島で行われた。2期目に挑む國仲氏は、南西諸島の軍備強化に反対する姿勢を示し、「さまざまな課題に向けて県政と宮古島市、多良間村のパイプ役、与党議員の一人として頑張っていきたい」と訴えた。会場には雨の中、多くの支持者が詰めかけて國仲氏の再選に向けて団結を誓うとともに「ガンバロウ三唱」で気勢を上げた。

ガンバロウ三唱で気勢を上げる國仲氏(前列中央)と支持者ら


 國仲氏は「4年前はコロナ禍で人と会ってあいさつすることが難しかったが、今回は一生懸命に足を運んで多くの皆さんと話をすることができており、激励も受けて手応えは十分」と強調した。
 政策では安保3文書による南西諸島の軍備強化に反対する姿勢を示した。「南西諸島の軍事強化が進めば宮古にも米軍はやってくる。米軍の事件、事故、環境破壊が懸念され、パラシュート訓練は全く政府のコントロール下にない現状。そういう宮古にしてしまうと子どもや孫にどう説明するのか。特に下地島空港の軍事利用には一緒に反対していこう」と呼び掛けた。
 また「アパートの家賃が高騰しており、(観光客らの増加で)水の確保などさまざまな課題がある」と述べた。
 岸本邦弘後援会長は「國仲氏は2度と沖縄を戦場にさせないとの思いを政策の一番に掲げている」と述べ、「沖縄県や宮古のために一生懸命にやっていただいた。(当選して)向こう4年間も玉城デニー知事とともに頑張ってほしい」と期待を込めた。
 照屋義実副知事は「再選を勝ち取ろう」と述べ、「離島振興などの課題に取り組んでいる國仲氏には引き続き県政に力を頂きたい」との玉城知事からのメッセージを読み上げた。
 立憲民主党の小沢一郎衆院議員は「國仲氏は何事にも誠実に頑張っている。なんとしても再選してもらい、(周囲にも)呼びかけをお願いしたい」と述べた。
 立憲民主党県第4区総支部の金城徹支部長、ワンチームみゃーくの下地盛雄共同代表、若者代表の山名奈美氏が連帯あいさつ。座喜味一幸市長、日本共産党の赤嶺政賢参議院議員からのメッセージの紹介があり、池城健市議が行動提起。与党市議団の紹介もあり、最後は山下誠市議の音頭で「ガンバロウ三唱」が行われた。

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