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委員らが集い宮古島市健康増進計画策定推進会議が行われた =市保健センター内多目的ホール

健康みやこじま21目標達成へ 市民の健康向上へ意見交える 市健康増進計画策定推進会議 24年度実施計画を発表

 宮古島市健康増進計画策定推進会議(会長=座喜味一幸市長)が29日、市保健センターで開かれた。各関係団体から委員、アドバイザーが参加し、2月の会議で策定された第3次健康増進計画「健康みやこじま21」に沿った2024年度の実施計画案について発表し、また課題や計画について意見交換を行った。座喜味会長は冒頭、委員らに活発な意見を求め、それぞれ積極的に質疑をするなど市全体に及ぼす生活習慣改善および健康意識の向上に努めた。
 会議には市関係各部局、宮古地区医師会など保険・医療・福祉関係団体、教育関係団体などの代表者が委員として、山川宗貞宮古保健所長、井上茂樹宮古労働基準監督署長がアドバイザーとしてそれぞれ参加した。
 24年度実施計画では重点分野として▽20・30代の健診受診率向上▽子どもの肥満を減らす取り組み▽子どものむし歯予防―の推進を掲げている。
 20・30代の健診受診率向上推進については①ポスターを作成し医療機関や商業施設などへの掲示を依頼②商業施設前でのチラシ配布③大腸がん検査受診を必須とし、基本健診やがん検診を受けた20~74歳へ旅行券や食事券などのインセンティブ―が盛り込まれた。
 子どもを対象とした推進事業については小、中学校へ医師会、歯科医師会が訪問し、健康講話を行う。7月ごろから学校医により実施されることが医師会らと調整済みであり、宮古医師会の竹井太会長から両医師会らによってVTRを作成し同内容が各校で実施される計画も報告された。
 具体的には3年に1度指定した各小中学校を両医師会がそれぞれ年度内に巡るスケジュールや講話内容についても適時最新情報を構築するため3年に一度は内容、対象を検討するなど取り組みに関する詳細も明かされた。
 本年度、医師会は▽平良中▽鏡原中▽狩俣中▽下地中▽平一小▽東小▽西辺小▽西城小▽上野小―を巡り、歯科医師会は▽久松中▽西辺中▽上野中▽南小▽鏡原小▽砂川小▽伊良部島小▽福嶺小―で健康講話の実施をそれぞれ予定している。
 また一般分野として、禁煙週間、歯と口の健康週間など健康づくり週間および月間のパネル展を開き、健診事業や広報誌、新聞などに掲示および掲載することで周知広報を図るとしている。
 委員らから「幼稚園や保育園でのフッ素洗口の再実施検討を」「子どもでも対象年齢に合わせたそれぞれの内容にするべきでは」など計画についてさまざまな意見や要望があり、今後それらを参考にさらに構築していく。

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