一般公開となった海上自衛隊の水中処分母船「YDT―06」 =26日、平良第二ふ頭

多くの家族連れ見学 水中処分母船「YDT―06」

 自衛隊沖縄地方協力本部宮古島出張所は26日、平良港第2埠頭で海上自衛隊の水中処分母船「YDT―06」の一般公開を行った。見学会では、親子連れなどが船内を見学し、隊員による説明を受けた。

艦内見学で興味津々に双眼鏡で外を見ていた


 きょう28日に予定されている平良港内で発見された不発弾30発の海中爆破処理に先立ち、船内見学と隊員による説明を通じて、作業を行う船の役割を市民に理解してもらうことを目的に公開となった。
 船内見学には多くの家族連れが訪れ、子どもたちは船内の様子や隊員の説明に興味津々。城辺在住の新川たけるくん(小1)は「初めて船に乗る。楽しみにしていた」と話した。
 旭和久沖縄水中処分隊長は「海中爆破処理のために宮古島に船が入港し、どのような船で作業を行うのかを公開している」と語った。
 不発弾の処理は、12月18日から翌年1月22日にかけて平良港北防波堤付近で実施した磁気探査で発見された30発の不発弾計30発を対象に行われる。
 当日の天候が懸念されており、雷雨が見られる場合は、作業の時間変更や日程の延期が検討されている。延期となった場合は、翌29日に処理が行われる予定となっている。

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