奥濱会長ら再任、豊見山副会長新任 市伊良部商工会 総会で5議案承認し気持ち一新
市伊良部商工会は16日、伊良部東地区構造改善センターで第42回通常総会を開催した。会員40人が出席し、2023年度の事業および収支決算などの報告、24年度事業計画および収支予算など役員改選を含む5議案が原案通り承認された。任期満了に伴う役員改正では奥濱剛会長、與儀盛副会長の再任、新たに豊見山貴仁さんが副会長に選任された。永年勤続優良従業員表彰も行われ、総会後には懇親会を開き、会員一同気持ち新たに本年度の取り組みに意欲を示した。
総会では商工会定款と運営規約の一部改正が行われ、これまで「商業・観光」「建設業」の2つだった部会を「商業」「観光」「建設業」の3部会にすることを全会一致で承認し、さらなる連携強化へ重要な一歩となった。
本年度事業計画では基本コンセプトを「人を育て、企業に寄り添い、地域を創る」とし、活動理念の「伊良部から繋げる 島の架け橋」の下、コロナ禍回復へと向かう島の経済復活の状況で23年度に市へ要請した「中小企業・小規模企業振興基本条例」の制定に向けた検討、国認定の支援計画といった支援事業の強化に努める。また、1月には伊良部大橋開通10周年を迎えることで会員事業所の成長と持続的な発展に寄与していくことなどが盛り込まれた。
8月9日には台湾基隆市で伊良部島特産品の展示販売を予定しており、既存商品やサービスのブラッシュアップや販路拡大を図る。
役員改正の上、再任となった奥濱会長は2期目に向け、厳しい事業環境の中で事業者の経営や雇用を守るために関係機関と連携し、地域の総合団体としての役割を果たす決意を表明した。
来賓の座喜味一幸市長の代読を嘉数登副市長が務め、「伊良部商工会の発展は宮古島経済の発展につながり、さらなる活躍を期待している」と述べ激励した。
また、永年勤続優良従業員として久貝電設土木の与那嶺盛ニさん(9年)と船田和明さん(8年)が表彰された。
新役員ではフレッシュハウスシモジの下地貴将さんが新たな理事となった。