• HOME
  • 記事
  • 社会・一般
  • 産科・小児科相談がスマホで オンライン診療 子育て環境強化へ正式導入 子育て環境強化へ正式導入 「医療機関不足解決」「夜間相談可能」
自宅からスマホで相談できる「産婦人科・小児科オンライン」

産科・小児科相談がスマホで オンライン診療 子育て環境強化へ正式導入 子育て環境強化へ正式導入 「医療機関不足解決」「夜間相談可能」

 宮古島市(座喜味一幸市長)は4月1日からKidsPublic(代表:橋本直也、東京都千代田区)と連携し、「産婦人科・小児科オンライン」サービス提供を市民向けに開始した。このサービスは、産婦人科医や小児科医へのオンラインでの相談を可能にするもので、23年7月からトライアル導入されていた。座喜味市長は「心かよう夢と希望に満ちた島を目指し、切れ目のない支援体制の強化に取り組んでいる」と述べ、多くの利用を呼び掛けている。
 市の子育て施策は▽「こども家庭センター」の運営▽子育て情報ブック「わくわく子育てブックHappy」―などさまざまな助成などの充実に努めている一方で、市内の医療機関が限られており、特に夜間の相談窓口などの課題を抱えている。
 こういった課題に対応するため23年7月18日から24年3月31日までの期間に同サービスをトライアルで導入しスマートフォンを通じて産婦人科医や小児科医に気軽に相談できる環境を提供。その結果、本導入に至ったという。
 このサービスの導入により市民は、医療機関に直接足を運ばずとも、家庭からスマートフォンを使って専門家への相談を可能にし、夜間相談や日中の助産師相談を可能にし今後も妊娠、出産、子育てに関する不安や問題を解消しやすくなることが期待されている。
 座喜味市長は「『心かよう夢と希望に満ちた島~みんなで創る結いの島~』の実現に向けて、妊娠から子育て期までの一貫した支援の強化を進めている」と述べ、「今後も本市は、子育て支援サービスの拡充を目指し、子どもたちが夢と希望に満ちた日々を送れるような環境づくりに取り組んでいく方針だ。ぜひ多くの皆さまに産婦人科、小児科など専門分野に安心して相談を行っていただければ」と呼び掛けている。
 同社は「ご家庭のスマートフォンから産婦人科医、助産師、小児科医に気軽に相談できる環境をつくることで、医療機関の多くない宮古島市における一層の妊娠、出産、子育てのサポートに貢献していきたい」などと声明を発表した。
 ▽夜間相談=平日午後6時~10時、10分間の予約制で、産婦人科か小児科の医療者に相談▽いつでも相談=毎日24時間ウェブサイトのフォームからメッセージが送れる一問一答形式の相談▽日中助産師相談=月、水、金曜日の午後1~5時、予約なしで助産師とチャット相談―ができる。
 問い合わせは「キッズパブリック」でウェブ検索。

小児科オンライン
産婦人科オンライン

関連記事一覧