交流で地域理解深める 城東中・YSFJH校 生徒らの資質向上に期待 きょう課題研究に挑戦 水質、土壌調査グループワーク
横浜サイエンスフロンティア高校付属中学校(YSFJH)の生徒らは23日、城東中学校(垣花秀明校長)を訪れ、交流会を開いた。横浜サイエンスフロンティア高校付属中学校の生徒たちは3泊4日の日程で宮古島を訪れ、この交流会に参加した。城東中の2年生43人とYSFJH校2年生80人はオンラインで事前交流はしているもののお互いに面するのは初めてのこと。自己紹介やレクレーションを通じて、両校や地域について学ぶ機会となった。
これまでYSFJH校は旧砂川中学校との交流があったが、21年度の旧砂川中合併で城東中となったものの交流の継続を図るためこの交流会が実現した。
両校生徒らは、オンラインでの事前準備を経て、実行委員会を中心に交流会を企画。下地陽翔さん(城東中実行委員)は「1月からの準備を経て、きょうこの交流会を迎えられたことをうれしく思います」、YSFJH校実行委員で交流班長の柏野陽さんは「オンラインでの顔合わせから実際に会えて良かった」とそれぞれ感想を述べた。
この日の活動では、カタカナ禁止の自己紹介やジェスチャーゲーム、地域クイズシャトルランなどが行われ、学校や地域の魅力について活発に意見交換が行われた。坂本美優さん(YSFJH校)は、モデルロケットの実験説明がカタカナ禁止ルールで難しかったと振り返った。
交流会では、生徒たちがお互いの学校生活や地域の特色について質問し合い、互いの文化を深く理解した。引率した校長代理の吉原史朗教諭は「地元の中学生との交流が生徒たちの地域理解を深める有意義な時間になった」と評価した。
福島あかりさん(城東中実行委員長)は「異なる環境の生徒との交流は、良い経験になった」とし、垣花校長も「この経験が生徒たちの資質能力を高める良い機会になった」と述べ、両校の交流が今後も継続していく意向を示した。
きょう25日はYSFJH生徒が20のグループに分かれ、市内の目的地を訪れて水質調査や土壌調査などの課題研究に取り組む予定となっている。