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特殊詐欺の注意喚起を訴えるチラシ

宮古島署「怪しい電話にはすぐ相談を」 本年すでに市2件、県21件 市内男性60万円被害

 宮古島警察署(新垣健一郎署長)は15日、50代男性=市内在住=がコンピューターウイルスの除去名目で電子ギフトカード約60万円分をだまし取られる特殊詐欺事件(架空料金請求詐欺)が発生したと発表した。犯人はまだ逮捕されていない。
 市内では2月に20代男性=市内在住=が指定された口座に計582万円を振り込む特殊詐欺(オレオレ詐欺)の被害に遭ったばかり。この犯人もいまだ逮捕されていない。
 同署によると、1日に男性がパソコンでインターネットを利用中に「あなたのパソコンはウイルスに感染している」などのメッセージが表示され、男性が画面に表示されていた連絡先に電話をかけると、実在する大手企業の社員を名乗る相手から「ウイルスの除去費用として、電子ギフトカードを購入してほしい」という指示を出してきたことでそれを信じた男性は指示通りに複数枚の電子ギフトカードを購入し、相手にすべての利用権コードを伝えたという。
 さらに相手から複数回にわたり要求があったことから不審に思った男性は警察に相談し、事件が発覚。同署で捜査を行うもののインターネット空間中の事件では相手の素性が分からないことが多いため、捜査は難航中とのこと。
 同署によるとここ最近はこういった詐欺被害未遂のような相談も多くなっていることから、「特殊詐欺にはいろいろな手口がある。現金や電子ギフトカードの購入を要求するような不審な電話やメールを受けたら『1人で判断せず』に家族や警察に相談してほしい」と市民に呼び掛けている。
 市内では今年に入ってこれで2例目。県内では15日時点で21件発生しているとのこと。

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