互いに健闘たたえ合う 第38回トライ宮古島大会 笑顔で乾杯「また来年君を待つ」 5年ぶりにふれあいパーティー
島を挙げて開催した第38回全日本トライアスロン宮古島大会を締めくくる「ふれあいパーティー」が23日、JTAドーム宮古島で行われた。スイム、バイク、ランの3競技に挑んだ選手たちは興奮の余韻を残しながら参加し、レースを振り返りながら互いの健闘をたたえ合った。会場では島の食材を使った郷土料理なども振る舞われ、選手らは疲れを癒やしながら楽しんだ。大会を通して親睦を深めた仲間との別れを惜しみ、次回大会での再会を誓い合う強人たちの姿もあった。
ふれあいパーティーは上位入賞記者会見のあとに行われ、多くの選手や大会関係者、特別協賛など大会を支えた企業の代表らも参加し、選手たちの健闘をたたえた。
開式の際、大会長の座喜味一幸市長が「昨日は宮古島が熱く盛り上がった。感動をありがとう」とあいさつし、「これからも安心・安全で皆さまに愛される大会にしていくことをお約束し、また来年も皆さまの参加を待っている」と述べた。
乾杯の音頭は沖縄銀行営業推進部長の眞喜志大輔さんがとり「今後ますます大会が盛り上がることと、選手の皆さまのご健勝を祈る」と話した。
選手たちはビールや泡盛で乾杯し、郷土料理を味わいながらレースを振り返っていた。東京都から参加した藤原雄二さん(38)は「初めて参加して大会と宮古島の良さを実感した。沿道からの島の皆さんの応援を温かった。また来年も出場したい」と笑顔で語った。
総合2連覇を成し遂げた寺澤光介さん(30)は優勝から一夜明け、「式で大勢の人の前で表彰されることで優勝したことが実感できた。優勝を聞きつけた知人からLINEやメッセンジャ―で20件以上連絡がきていてそれもうれしかった」と笑顔を見せた。
各テーブルには寿司やサンドイッチ、オードブルなどが並び、楽園の果実CAFEやみゃーくの味加工推進協議会らもブースを出し選手らにおいしい料理やお酒をふるまった。
乾杯後も各年代別、種目別、特別賞の順に表彰が進められ、大会を振り返るダイジェスト映像も放映された。
アトラクションとしてゲストにシンガーのトライアスロン歴33年で現在は引退している古代眞琴さんが園児らと「宮古島パラダイス」、下地イサムさんが「ワイドー」など3曲が披露された。最後は全員による漲水のクイチャーで締め、屈強なトライアスリートたちが心ひとつに歌い踊った。