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緊張ぎみに入学式に臨んだ新入生ら =平良中学校体育館

活気あふれ589人が入学式 市内中学校 期待と不安を胸に3年間始まる

 宮古島市、多良間村の中学校で9日、一斉に2024年度入学式が行われた。各学校には初めて制服に袖を通した新入生が登校して活気にあふれ、式では保護者らが見守るなか教職員や在校生たちが温かく歓迎した。1日現在の入学者数は宮古島市が578人、多良間村が11人の計589人。平良中学校(狩俣典昭校長)では164人が入学し、期待と不安が入り交じる中で中学校生活をスタートさせた。狩俣校長は新入生を歓迎し、「いつでも希望を持って、いろんな事に挑戦してほしい」と激励。伊良部島中学校は小中一貫校のため入学式は行わず7年生の始業式を行った。
 平良中学校の入学式は午前9時50分から始まり、新入生が緊張ぎみに保護者や教職員らが見守るなか入場した。砂川睦紀教頭が開式のことばを述べ、国歌斉唱と校歌斉唱が行われた。
 狩俣校長は、始めに「皆さんと出会えることを教職員一同、心待ちにしていた。小学校から中学校へと新しい環境、新しい生活に今心の中は期待と心配、不安なことでいっぱいだと思うが、焦らずに一歩一歩前に進んでほしい」と述べた。
 中学校生活に向けては「いつでも希望を持ってほしい。これから先、うまくいかないこともあるだろう、失敗することもあるだろう。そんな時でも次はうまくいく、希望を持ち続けてほしい。次はうまくいくと自分に言い聞かせ、何度でもいろんな事に挑戦することを忘れないでほしい」と呼びかけた。
 阪口紘之介生徒会長が、生徒代表歓迎のことばで「新入生の皆さん入学おめでとう。今朝どんな気持ちで門をくぐりましたか。期待を膨らませている人、不安な気持ちで落ち着かない人、それぞれがいろいろな気持ちを抱えているでしょう。中学校では教科ごとに先生が代わり、授業時間が長く定期テストなど新しいことが増える。戸惑うこともあるかもしれないが、少しずつ慣れるよう頑張りましょう」と述べた。
 体育系、文科系の部活動も紹介し「各大会やコンクールで優秀な成績を納めている。自分自身が輝ける活動に向けてチャレンジしてほしい」と呼びかけた。
 新入生代表の池間俊太さんは「きょうから楽しみにしていた中学校生活がスタートする。新しいクラスメートや先生たちの出会いがあり、学ぶことがたくさんあると思うと楽しみ。少し不安もあるが新入生みんなで支え合いながら一つひとつ乗り越えていきたい」と意欲を見せた。

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