2連覇を果たした久松Aの選手 =市陸上競技場

久松A、逆転で連覇 全宮古小学駅伝大会

 第42回全宮古小学校駅伝競走大会(主催・宮古地区小学校体育連盟)が27日、市陸上競技場発着のコースで行われた。20チームの代表選手が10区間で健脚を競った結果、久松Aが52分07秒で2連覇を果たした。準優勝は上野A、3位は平一A。コロナ禍で過去3年、中止や制限の中だったが、今回は通常通りに行われた。この日のために練習してきた選手たちはコース沿いの保護者らの声援を受け、一生懸命に走りタスキをつないだ。

トップでゴールする久松Aの島尻蒼生


 開会式で主催者の與那覇修会長は「駅伝には1本のタスキをチーム一丸となって運ぶ絆、区間ごとに繰り広げる競い合いなどの魅力がある。皆さんは大会に向けてチームで同じ目標を持ち、思いを一つに練習に取り組んできたと思う。練習してきたことに自信を持ち、持てる力を発揮してゴールを目指してほしい」と激励。選手を代表し、城辺小の松田愛以(6年)と島尻日依梨(同)が宣誓を行った。
 レースは女子1・2㌔、男子1・6㌔の距離で男女が交互に走り、タスキをつないだ。1区トップに立ったのは西辺、それを平一A、多良間が追い、久松Aは序盤19位と出遅れた。西辺は2区で2位となったが3区で再びトップに立つ。だが2区、3区と追い上げた久松Aが4区で逆転。5区以降もトップでそのままゴールした。
 久松Aの永松佑樹監督は「子どもたちがタスキをつないで頑張ってくれた。(最初の出遅れで)頑張らないとという気持ちの走りが優勝につながった」とたたえた。大会に向けては「メンバー以外の子どもたちも一緒に練習した。その子どもたちの思いもくんで走ってくれた」と語った。
 アンカーで1着ゴールした島尻蒼生(6年)は練習の成果を強調し、「走る前にチームのみんなで頑張るぞとチームワークを高めたのが良かった」と話した。個人的には「アンカーのプレッシャーがあったが(コース沿いの)家族らの応援で頑張れた」と話した。
 結果は次の通り。
 【団体】優勝=久松A52分07秒▽準優勝=上野A52分27秒▽3位=平一A53分16秒▽4位=南A53分25秒▽5位=下地53分55秒▽6位=西辺54分26秒▽7位=多良間54分59秒▽8位=鏡原55分02秒
 【男子個人(1・6㌔)】1位=下地飛右馬(南A)5分24秒▽2位=屋比久崇斗(久松A)5分33秒▽3位=友利悠大(久松A)築城拓人(上野A)5分36秒【女子個人(1・2㌔)】1位=大渕芽依(久松A)4分05秒=大会新▽2位=赤嶺理愛(西辺)知念結愛(鏡原)4分11秒

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