商談会に訪れる多くのバイヤー事業者 =ホテルアトールエメラルド宮古島

商品PR、販路拡大へ可能性 第2回ぷからす交流商談会

 宮古島商工会議所(根路銘康文会頭)の2回目となる「ぷからす交流商談会」が18日、ホテルアトールエメラルド宮古島で開催した。地域経済循環と地産地消の促進を目的に、宮古圏域内の農・水・畜産業、生産製造・販売事業者、工芸品などの生産者(売り手)とホテル、飲食業、卸業、空港関連事業者などのバイヤー(買い手)が一堂に集まった。島内でつなぐ新規ビジネス展開の場として島内販路の拡大を図るため、自社商品をPRし質問を投げかけ情報交換をした。同商談会は参加者の「うれしい」ビジネスマッチングを目指している。
 開会式で根路銘会頭は「宮古島オンリーワンの付加価値の高い商品をしっかりつくっていただき、バイヤーさんを通して全世界へ発信していただくなど、この場が実り多い場となることを願っている」とあいさつし、また「今回は参加者も増えており、売り手さんたちの商品クオリティーも確実に上がっている。交流を通し良いものをつくり上げていく。そこを大事にしていきたい」と交流の重要性を語った。
 商談会へは売り手として生産製造・販売事業者など36社、買い手として宿泊施設や飲食店、卸業、空港関連事業者など39社が参加した。売り買い手ともに今年初参加が多く、前回より確実に参加者が増えている。会場に設置された売り手のブースに買い手が訪れ、それぞれ商品の説明を受けていた。
 売り手として参加した、レザー商品を製造販売するLiif.の湯浅敬太代表は「今回は販路展開が目的で初めての参加だが、こういった場があることはありがたい。収穫は十分にあった」と話した。
 買い手として初めて訪れた、ANAあきんどの吉岡大支店長は「これほどたくさんの方の出展に多くの可能性を感じた。チャレンジしに出展されたみなさま方のお手伝いが少しでもできればと思う」と話し、同社の成田秀樹アシスタントマネージャーは「いろんな生産者がいらっしゃり何とか新しい仕事の種を見つけて頑張りたいと思う」と感想を述べた。

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