4日間の研修交流へ旅立った下地小6年生ら
=宮古空港1階ロビー
「白川町へ行ってきます!」 下地小6年生、3泊4日の研修
市教育委員会が主催する2023年度海山交流事業「海・山体験交流宿泊研修会(冬)」出発のため、下地小学校の6年生が12日、宮古空港1階ロビーに集い出発式を行った。見送りに来た保護者や同校の下地美和子校長らに向け、「楽しい4日間にする」と決意を胸に岐阜県白川町へと向かった。
旧下地町時代から続く同事業はコロナ禍を経て4年ぶりの開催となり、昨年8月には白川町の4小学校の児童15人らが宮古島に来島。県立宮古青少年の家に宿泊しながら海水浴などを通じ親睦を深めた。
出発式で加賀龍之介くんは「白川町でしかできない体験を行い、宮古島とは違った文化を学んで帰って来る。8月ぶりに会う白川町の友達と会うのも楽しみ」と話し、友利伸之介くんは「1番楽しみなのは雪。雪に思いっきり飛び込みたい。白川町の友達と楽しい4日間にしたい」と笑顔であいさつ。
下地校長は「いろんな文化や歴史を学びそれを帰ってきてから学校で伝えてほしい。思う存分楽しんで」と見送った。今回出発する6年生10人は校内で応募者多数だったため、抽選によって選ばれたという。
同事業は地域の児童が歴史・文化・産業・自然など生活環境の異なる他県の児童と交流し、広い知識と豊かな心を育成するとともに、家庭を離れて集団生活をすることで家族の大切さ・自主性・協調性・思いやりの心を身につけることが目的に実施。白川町と宮古島の交流は03年から続いている。