職員をねぎらう座喜味市長 =市役所大ホール

「非常に実りある年だった」 宮古島市が仕事納め

 宮古島市は28日、市役所2階大ホールで課長級以上の職員が参加した「2023年仕事納め会」を行った。座喜味一幸市長が1年間の労をねぎらった上でコロナによって価値観が変わり、物価高騰などのいろんな課題に取り組んだことを強調。トライアスロンや産業まつりと肉まつりの連携したイベントなどがあり、「市や市民にとって実りある年だった」と振り返った。来年に向けては「(23年で)大きく方向性が見えてきたので新たな展開を実現したい」と意欲を示した。

仕事納め会に参加した課長級以上の職員

 会には市長部局、教育委員会、消防本部、水道部の課長級以上の職員が参加した。
 座喜味市長は、2023年について「コロナ明けで本格的な市民生活が始まった。コロナによって価値観が変わり、物価高騰などいろんな課題も出てきた。その課題にそれぞれの立場で一生懸命に取り組んでクリアした」と述べた。
 また「(1月の)100㌔マラソン、トライアスロン、ロックフェスティバル、産業まつりと肉まつりの連携した開催、NHKのど自慢大会は市民も明るく伸びやかな気分になった」と振り返り、「非常に実りある年だったと実感している」と語った。
 観光面には「コロナ前を超えて入客数が増えており、経済が活性化している」と強調。非課税世帯への給付金や水道料金の無償化などの取り組みには市民からの評価が高いことも強調した。公共施設の活用については旧庁舎や旧城辺中学校での大学の開学などにも触れた。
 2024年に向けては「新たなステージを迎える」と語った。「2023年で大きく方向性が見えてきたので来年は新たな展開を実現したい。具体的な方向性を市民との共有の目標として取り組んでいきたい」と述べた。
 最後は職員に対して「市民目線、市民福祉の向上に頑張れるのも家庭が平和であることや自身が健康であることが重要。正月まではゆっくり休養し、新たな辰年に向けての英気を養って新年を迎えてほしい」と呼びかけた。

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