歳末商戦にぎわう お歳暮など買い求める
年の瀬を迎えた27日、市内の各スーパーでは歳末商戦が行われ、多くの買い物客でにぎわいを見せた。お歳暮コーナーにはお米やお酒、お菓子、飲料、調味料、果物など各種品物が陳列され、お世話になった人への贈り物を買い求めた。家族で買い物に来た平良久貝在住の40代男性は「正月のお歳暮を買いに来た。親戚が多く十数件は回らないといけない。お米か日用品か、どれが喜ばれるのか」と品物を見て回っていた。
マックスバリュ宮古西里店では、縁起物の門松、鏡餅などの正月飾りがずらりらと並び、新型コロナウイルス感染拡大が落ち着いたため、親戚同士の集まりが増えることを見越し、中味汁の材料なども豊富にある様子。
お歳暮用ギフト、正月飾りも陳列され、すでに好調な売れ行きとなっている。特設コーナーでは買い物客が正月飾りなどを吟味していた。。
来店した市民らは、門松、しめ縄、鏡餅などの正月飾りをはじめ、盛り花、お歳暮の食糧品や菓子類などを詰め合わせたギフトセットなどを買い求めていたようで、店員はすぐに品物を補充できるように目を配っていた。
仕事納めを過ぎた29日以降ではお歳暮を買い求める客が増加し、年明けからはオードブルやお寿司などが売れいきを伸ばすため、店舗は忙しくなるという。
同店舗の奥間章副店長は「来年の干支(えと)『龍』の縁起物お菓子が好調で売れ切れになったため、再発注をして追加で置いてある。また観光客も増えていて地元や県産品などのお土産用品も動いている」と話し、来店を呼び掛けた。
年末年始の商戦に向けて、同店は11月中旬ごろから準備を始めたという。
またサンエー宮古島シティでは、お歳暮コーナーにお米やメロン、お菓子など各種ギフトを陳列。ここでも特設コーナーを設け、鏡餅や門松、しめ縄、生花、みかん箱など正月用品を販売し、訪れた客たちは歳末の準備に向けて品物を手に取っていた。
あるスーパーでは西仲宗根在住の50代女性が忙しない様子で「お米や缶詰、調味料セットなど親戚が数十件と多いのでここだけでなく市内のお店を2、3日かけてはしごしている。陳列の数が多い。台風前もこれくらい用意しておけばいいのに」と笑顔で話していた。