「選挙はみんなのもの」描く　表彰伝達式で受賞たたえる　明るい選挙啓発ポスターコン

　２０２３年度明るい選挙啓発ポスターコンクール（主催・県選管。県明るい選挙推進協議会）に応募し、那覇市のパレット市民劇場で15日に表彰を受けた市の各小中学校の生徒５人の表彰伝達式が22日、市役所３階会議室で行われた。同協議会の前川尚誼会長は受賞者をたたえ、表彰状と記念品を一人ひとりに手渡し、賛辞を述べた
　式では前川会長が「将来の有権者のみなさん、受賞おめでとう」とあいさつ。「明るい選挙実現のため、ますます啓発事業に努めていきたい」と述べ、受賞者に表彰状と記念品の贈呈も行った。受賞者らはうれしそうにはにかんだ。
　市選挙管理委員会の仲間正人委員長は「全国で10万人の応募があったなか入賞おめでとう」と受賞者の栄誉をたたえ、市の選挙投票率が低下している事実に関しては「これからも市の小・中・高校と連携を図り、児童らの選挙に対する関心の向上に努めたい」と語った。
　優秀賞を受賞し、さらに文部科学省・総務大臣賞を受賞した安里笑実さん（平一小２年）は受賞作品について「選挙は他人ごとではなく、みんなのものであると分かりやすいように描いた。みんなに選挙に行ってほしい」と話し、有権者の投票を呼び掛けた。
　今年度のコンクールでは全国から▽小学校＝５万５９１人▽中学校＝５万７４６人▽高校＝５千５人―の応募があった。今回市から応募された16作品は１月10日から19日まで市役所１階ロビーで展示予定だという。
　表彰を受けたのは次の皆さん（敬称略）。
　文部科学省・総務大臣賞（県下１人）＝安里笑実▽優秀賞（同14人）＝安里笑実▽佳作（同35人）＝吉濱吏虹（鏡原小６年）佐和田美海（久松小６年）下地杏梨（城東中１年）安里穂歩（西辺中２年）