スイムコース「V」字型に変更 トライアスロン 安全対策、砂浜形状の変化で
来年4月14日に開催される第38回全日本トライアスロン宮古島大会のスイムコースが変更される。昨年事故が起きたことから安全対策と台風の影響により砂浜の形状が変わったことで従来のコース設定が困難になったことが理由。11月に開いた第2回競技委員会で話し合いが行われて決定した。
スタート・ゴール地点は「マイパマエスカーサ」(ウインディまいばま)前のビーチで、「V」字型に遊泳するコースとなる。中間点で上陸し、チェックポイントとエイドステーションが設けられる。
改善点はトップ選手と最後尾選手がコース上で重なる可能性がないため、選手のストレスが少なくなる。マイパマエスカーサ前のビーチをスタート地点とすることで、脇に設置する医療テントへの動線が大幅に短縮できる。
医療用テントの隣接する駐車場に救急車を待機させる。事故が起きたときには要救助者をビーチまで搬送したあと医療用テントまで担架で搬送することを想定している。スムーズに搬送できるようビーチにはゴムマットの設置を検討。12月上旬に総務部、水泳部、医療救護部と宮古島海上保安部がシミュレーションしながら訓練を行ったという。