全員協議会で定例会の議案説明を行う嘉数副市長と市長局
=市議会全員協議会室
議会上程30議案を説明 市議会全員協議会 農業委選任上程は見送り
宮古島市議会(平良敏夫議長)は30日、12月定例会に向けた全員協議会を同協議会室で開き、市当局から定例会上程議案の説明を受けた。議案は一般会計補正14億8821万円をはじめとする補正予算案9件、条例案8件、指定管理者の指定案(8件)を含む議決議案12件と教育委員の任命同意案1件の合計30件。9月定例会で廃案となり、調査特別委員会が設置された農業委員の選任同意案の再上程は見送られている。
一般会計(第7号)補正は14億8821万円の補正増で歳入歳出をそれぞれ408億5847万円。特別会計では国民健康保険事業特別会計で2億1383万円、介護保険特別会計で1億5399万円の補正増を行い六特別会計の歳入歳出総額を145億8979万円とした。
このほか12月定例会には例年、翌年3月に改選される指定管理案件に対する管理指名の議案が上程されており、今議会でも8件の審査が行われる。
市議会に調査特別委員会が設置され、その動向が注目されている農業委員の選任同意案は同定例会へ上程されなかった。議員から「同選任同意案が定例会中に追加上程される可能性」を問われて、市当局は「この場で可能性があるとは申し上げられない」と回答。
また「旧平良庁舎のプロポーザル結果が上がってないが議会審査はいつ頃か」との議員の問いに、市当局は「11月2日に優先交渉権の対象事業者が選定され、現在同者と協議を行っており、3月定例会への上程を予定している」と回答した。
市議会12月定例会は12月5~19日の日程で開かれ議案質疑や各常任委員会での新審議を行った後、12日から一般質問に入る。