小学校低学年の部最優秀賞の洲鎌さんの発表 =26日、市未来創造センター多目的ホール

最優秀賞に洲鎌、長嶺、漢那さん 宮古地区童話・お話・意見発表大会

 第56回宮古地区童話・お話・意見発表大会(宮古地区PTA連合会主催、市教育委員会など後援)が26日、未来創造センター内中央公民館多目的ホールで開催された。市内小・中学生がそれぞれの学年に分かれて童話や意見発表を行った結果、最優秀賞に輝いたのは、小学校低学年に洲鎌光希さん(下地3年)、高学年は長嶺凪さん(平一4年)、中学生からは漢那琉夏さん(北2年)。最優秀賞を獲得した児童生徒は12月16日の県大会へ出場する。
 小学校低学年7人はそれぞれの学校から選ばれ、童話を身振り手振りを交えながら発表。方言を用いたり、ジャンプをしながらの演出も見られた。最優秀賞の洲鎌さんは2年連続の受賞。

小学校高学年の部最優秀賞の長嶺さんの発表


 高学年の長嶺さんは実体験に基に亡き祖父との思い出と亡くなった後に「なりやまあやぐ大会」で優勝した話を語り、「孫の自分を祖父が応援してくれているから優勝できた」とユーモアを交えつつ民謡の一節を唄いながら発表した。

中学の部最優秀賞の漢那さん


 宮古地区PTA連合会の上地庸一会長は子どもたちの健全育成の重要性を強調し、大城裕子教育長の代読を天久珠江生涯学習部長が務め、「表現力を身につける事は相手に伝えるために他人の気持ちに寄り添うということを学ぶことが本大会の目的。慣れ親しんだ童話、自分の体験を生かしたお話を学校や家で一生懸命に練習をしてこの場に立つという貴重な体験になる」と述べた。
 また、下地美保代審査員長は発表者の声や表情の豊かさを評価しつつ、さらなる改善点も提言した。
 中学校の部では発表者に平良吉嗣宮古教育事務所長が激励の言葉をかけ、中学生11人が実体験を基にした意見を原稿にし、自らの言葉で堂々と発表した。
 最優秀賞の漢那さんは「人の本能・習性の一つに」をテーマに堂々と明朗な声で言葉一つ一つを丁寧に伝えて発表。「思いやり」のやり取りが大事と話し、受賞時には「感無量でビックリし夢か嘘かと思えました。発表の時には緊張したが楽しめた」とコメントした。
 審査集計には時間がかかり、宮国敏弘審査委員長は「11人の意見発表には中学生らしい感性で瑞々しい視点で文章構成力の素晴らしさは例年以上で国語教育の成功にもつながっている」と講評した。
 最優秀賞を受賞した3人の児童生徒は12月16日に読谷文化センター鳳ホールで開催される県大会へ出場する。

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