ハーフマラソンをスタートするAコースの参加者 =12日、平成の森公園前

男子・石川初V、女子・太田2連覇 第2回17ENDハーフマラソン

 スカイマークプレゼンツ「第2回宮古島市17ENDハーフマラソンin伊良部島」(主催・市、市教育委員会)が12日、平成の森公園発着で行われた。A(21㌔)、B(7㌔)、C(2㌔)の3コースに1197人がエントリー。Aコース男子は初出場の石川将貴(東京)が1時間15分23秒で制し、女子は太田麻衣子(東京)が1時間35分17秒で2連覇を達成した。島内外からの参加者は上位を狙うものやマイペースで完走するものなど、それぞれが沿道の声援を受けて走った。
 今大会には島内外から1197人がエントリー。平成の森公園には早朝から参加者が集まり、準備体操をするなどして思いおもいにスタートを待った。この日は曇りで小雨、風が強い中でのレースとなった。
 午前7時からAコースの開会式が行われた。開会宣言で大会長の座喜味一幸市長は参加者を歓迎し、「おいしい潮風を体中に浴び、海の青さにも感動しながらハーフマラソンを満喫してほしい。それぞれの目標に向かって楽しんでもらえることを期待している」とあいさつした。
 このあとガンバロー三唱で参加者は拳を高々と上げた。午前8時に一斉スタートし、佐和田の浜から下地島空港の外周道路、中の島海岸近くで折り返し(第1地点)、佐和田の浜、佐和田漁港、白鳥岬公園、白鳥崎西海岸公園先で折り返し(第2地点)のコースを走った。
 男子は序盤から石川将貴ら2人が飛び出しトップ争い。第2折り返し地点の上り坂で石川がトップに立った。「ここで行こうと思って前に出た。作戦通りというか、いいスパートができた」と石川はレース後に振り返った。初出場での優勝には「タイムより順位を狙っていたので最高にうれしい」と話した。
 女子は太田麻衣子がスタート直後からトップに立った。後半までは男子5、6人と集団で走ったことにより気持ちが切れず集中して走ることができたという。「あまり練習ができていなかったので前半は抑え、後半の上り坂を越えてからスパートした」と話し、2連覇に笑顔を見せた。
 同大会は風光明媚(めいび)な伊良部島・下地島の自然の醍醐味(だいごみ)を満喫し、健康の増進と体力の向上を図り、スポーツによる観光振興と地域活性化に寄与することを目的としている。
 各コースの入賞者は次の通り。
【男子Aコース】1位=石川将貴(東京都)1時間15分23秒▽2位=萩原裕磨(神奈川県)1時間16分11秒▽3位=チェントム(宮古島市)1時間18分01秒【同Bコース】1位=赤石直之(宮古島市)27分30秒▽2位=石田真道(大阪府)29分54秒▽3位=中野渡匠舞(宮古島市)30分15秒【同Cコース】1位=知念駿介(宮古島市)9分27秒▽2位=徳永幸喜(宮古島市)9分33秒▽3位=徳永虹太朗(宮古島市)9分33秒
【女子Aコース】1位=太田麻衣子(東京都)1時間35分17秒▽2位=谷中千華(宮古島市)1時間35分38秒▽3位=野口惠子(東京都)1時間38分39秒【同Bコース】1位=知念結愛(宮古島市)37分28秒▽2位=宮國朱璃(宮古島市)37分38秒▽3位=田中愛(神奈川県)37分39秒【同Cコース】1位=前里しづく(宮古島市)12分40秒▽2位=有家瑠南(宮古島市)13分51秒▽3位=有家瑠夏(宮古島市)14分32秒

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