島の観光振興活用を 井上さんら7人を表彰 美ら海灯台フォトコンテスト
「美ら海灯台フォトコンテスト2023」の表彰式が1日、市役所大ホールで行われ、市長賞を受賞した井上大岳さんら7人が表彰を受けた。今回は平安名埼灯台と池間島灯台をモチーフにした作品が表彰され、関係者は受賞者の栄誉を称えた。昨年まで2年連続で表彰を受けている湊由美子さんは宮古島海上保安部長賞で3年連続受賞となった。
コンテストは県内の灯台を被写体として全国から185点の応募があったという。宮古島所在の灯台を被写体とした作品は73作品。うち島内からは43、島外から30の応募があった。
市長賞を受賞した井上さんは愛知県在住。仕事の都合で出席できず、絢子夫人がビデオアプリで参加。絢子夫人によると「子どもの頃から宮古島が好きで家族で訪れていたと聞いている。結婚した今でも頻繁に宮古島に旅行に来ており、作品はことし8月に家族旅行で訪れた際に撮影した。本当に宮古島が大好きな主人なのでとても喜んでいた」とコメントを寄せた。
3年連続表彰の湊さんの作品「灯台と花の楽器隊」は平安名埼灯台をバックにユリの花弁を楽器に見立てた作品。湊さんは「灯台は実際に変わることはないが写真に収めると変わる。行くたびに来てよかったと思う。また、ユリの花もあっち向いてこっち向いてとあったがこの写真はピタっと合った、作品タイトルもポイントだったかなと思う」と話した。
宮古島海上保安部の福本拓也部長は「灯台は古来より海の道しるべだが、平安名埼灯台は全国で16ある観覧灯台のひとつ。今後も島の観光振興に活用を」とあいさつした。
座喜味一幸市長(代読)は「どの作品も宮古島の魅力がたっぷりと伝わる。さまざまな観光地の楽しみの一つが写真だと感じ、写真も観光の一部となる」と述べた。
海上保安庁では神奈川県横須賀市の観音埼灯台の起工式である11月1日を「灯台記念日」と定め、同保安部ではそれに併せて表彰式を行った。