県共進会での活躍祈念 宮古島市3連覇かけ
7日に南部家畜市場で開催される第49回県畜産共進会に出品する宮古島市と多良間村の代表牛の壮行会(主催・宮古地区農業振興会)が31日、平良港で行われた。今回は高等登録群など2部門に5頭を出品する宮古島市は団体賞3連覇がかかっており、2部門3頭の多良間村も上位を狙っている。同振興会会長の座喜味一幸市長をはじめ県宮古農林水産振興センターの砂川喜信所長、和牛改良組合、JAなどの畜産関係者が県共進会での活躍を祈念した。
壮行会では座喜味市長が「県やJAなど関係機関の協力を得て今回も優秀な成績を収めてほしい。宮古島市は3連覇がかかっており、ぜひ優勝旗を3度持ち帰り、多良間村は全3頭が良い成績を取ってほしい。万全のコンディションで良い成績を収めることを期待している」とあいさつ。
砂川所長は「出品者は地区選抜からきょうまで県共進会に向けて自慢の牛に仕上げてきたと思う。皆さんの努力の成果が発揮され、優秀な成績を収めるとともに宮古地区の肉用牛を広くPRできることを願っている」と激励した。
出品者を代表して荷川取広明さんが「地区共進会以来、各関係者から熱心な指導を受けて飼養管理に努めてきた。おかげで仕上がりも良く、県共進会では万全な状態で審査に挑むことができる。期待に応えられるよう頑張りたい」と述べた。
市農林水産部の石川博幸部長と県農業共済組合宮古支所の城間達秀支所長が輸送中の安全を祈願し、宮古和牛改良組合の島尻誠副組合長の音頭で「ガンバロー」を三唱した。
同組合多良間支部の森山英樹支部長は「多良間支部も個人入賞と初の団体賞を狙っている。今回は3人とも県共進会経験者なので宮古の関係者と細かい調教や手入れができた。多良間の牛をアピールしてきたい」と意気込みを見せた。
出品牛は次の通り。
【若雌第1類】「りょうこ2号」荷川取大翼(宮古島市)、「あおい号」森山美空(多良間村)【同第2類】「あさふく号」東風平正明(多良間村)、「みらい号」湧川農(同)【高等登録群】母「きらら号」娘「ゆうき号」荷川取広明(宮古島市)、母「かほちゃん号」娘「みにい号」砂川健治(同)