秋晴れの東平安名崎をそれぞれのペースで走る出場者たち =29日、東平安名崎

秋晴れの城辺路楽しむ がんずうマラソン 3コース189人が参加

 第8回東平安名崎がんずうマラソン(主催・城辺地区地域づくり協議会)が29日、東平安名崎公園をゴールとする三つのコースで開催された。「おそいあなたが主役です!」をテーマに189人の参加者たちが、ランニングやウォーキングとそれぞれのペースで秋の城辺路を楽しみながらゴールを目指した。また「灯台記念日」にちなみ宮古島海上保安部は平安名埼灯台を一般開放。完走者たちが灯台からの眺望を満喫していた。
 Aコース21㌔は宮古製糖城辺工場を午前9時にスタート。開会式では同協議会の砂川雅一郎副会長が「安全を第一に楽しみ、大いに盛り上げてほしい」とあいさつ。48人が出場して砂川から上区を経て城辺線を走るコースで自己の記録にチャレンジした。Bコース10㌔は31人が城辺庁舎入り口多目的広場を午前10時にスタートした。Dコース2㌔は家族や職場の仲間などを中心に110人が参加。午前10時にスタートすると子どもたちが元気にコースに駆けだした。
 Aコースは大川原伸幸さん(上野)が1時間33分17秒で初優勝。前回は5位だったため「うれしい」と大粒の汗を流しながら喜んだ。「目標タイムが1時間30分だったので残念。前半は良かったが15㌔ぐらいで足がつって、そこからだましだまし走った。後半、疲れているところでアップダウンがあるので体にこたえる。沿道の応援が励みになった。体は疲れていても応援があると気持ちが上がってくる。チャンスがあればまた挑戦したい」と話した。
 少年野球チームの城東エンジェルスは家族も含めて20人で参加。父母会長でコーチの野崎新次さんは「チームのPRを兼ねて参加した。思ったより子どもたちが速く、自分たちもパワーをもらった」と感想。結成1年目で公式戦初勝利を目指して頑張っており「参加して皆の団結が深まったと思う」と述べた。
 同協議会の中村康明会長は「秋晴れの日を快適に走ってゴールした笑顔を見るとやって良かったと思う。多くのスタッフの支えがあって開催できた。これからも城辺地区全体の力を結集してイベントをやっていきたい」と話していた。

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